切替え

12 月 26 日になると、スーパーやデパートの店内はクリスマスモードから一気にお正月モードへ衣替え。
小売りの現場は年越しに向けた商品の販売でテンヤワンヤ。

一年に一度この１週間だけ、食品メーカーでもウチの会社のカテゴリーが食品売り場の主役級に躍り出るのだが、それは販売現場の話。
商品がスーパーさんで陳列されている…ということは、納品が完了しているという意味で、
メーカーの製造現場としては…ほぼ今年の年末向け商品の生産は終了しているわけだ。
おいらもホッと一息…年始用の商品製造の段取りに切り替えて、この１週間の仕事を行う。

おいらはこの業界の営業も事務も製造も経験した。
年末の忙しいことは疑う余地もないのだが、忙しさのピークは部署によって異なる。
営業さんは…いま恐ろしく忙しいハズ。

なんせ、１年に１回しかない『主役』。
スーパーの売り場なんてそんなに毎年大きさが変わることはないが、消費者のトレンドは毎年変わる。
そこに多くのメーカーが売り込みに行くわけで…毎年のことながら『椅子取り合戦』が行われるワケだ。
でも、その合戦に勝ったからと言って商品が売れるかは…消費者次第。

今年はどこのスーパーでどんな商品を扱って、何が売れたか？

ずっと売っている商品ならそうでもないが、この１週間しか売っていないのだから、データを取る方としても必死だ。
朝からあちらこちらのスーパーを回って商品棚の確認と売れ筋のチェックを行っているハズだ。

そんなことを思いながらも…おいらは年末最終勤務まで夜勤。
主力の平時商品を作りながら、製造側の年越し準備。

今年も残すところあと１週間。
早いもんだ。