大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

肩書きが取れても(土井)

2011年01月21日 13時34分58秒 | Weblog
宴席などでよく見かけ、また日常生活にあっても同様ですが、何となく人の輪ができる人とそうでない人がいます。
勿論組織の中にあっては上位にある人の所ほど人は寄ってきますが、それはその地位が必然的に引きつけるもので、その人が誰かに代われば、人はその代わった人の所に寄っていきます。
あれ程チヤホヤされて人気のあった人がその役を離れた途端誰も寄り付かなくなったというようなことは普通にあることで不思議に思う人すらいません。

大きなことを成すには力があることが条件ですが、力だけで成せるものでもないことは歴史が証明しています。
中国における覇権争いでは曹操と劉備、項羽と劉邦の例はあまりにも有名です。
我国でも、信長の後の覇権を争った光秀と秀吉の場合にもこの法則はそのまま適用されます。
人気がある、人を引きつける、人心を掌握する等のことは天賦の才能であって、それを持って生まれてくる人は極々限られていますし、その限られた人は一様に、人に倍する努力をする能力も合わせ持っているような気がします。
では我々一般人はどうしようもないかというとそうでもない筈です。
先ず面と向かってでも、相手が居ない所でも悪口や愚痴を言わないこと、出来るだけこちらから声をかけること、この二つはかなり難しいことですが、我々レベルでも意識して努力すれば出来る範囲のことで、これが普通に出来るようになれば周りの雰囲気は変わってきます。
「春風や藤吉郎の居る所」の藤吉郎の代わりに自分の名前が入るようになれば最高です。