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余生と人生のバランス(土井卓美)

2014年01月21日 16時41分28秒 | Weblog

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70台の後半といえば大方は現役を退いて第2、第3のステージにあると思います。
即ち我々の年代は所謂「余生」を送っているということになります。
寿命が伸びた現在ではこの余生が現役の時代と同じ位の長さになることも珍しくなくなりました。
現役のゴールは目安がついても余生の終焉は全く予想がつきません。
我々の場合最大公約数的には「オリンピックは何とか、リニアは無理」といったところでしょうか。

まだ先がどれ位あるか分からない現状ではありますが、これ迄生きてきた自分自身と周りの人を見る時意外な共通点があるような気がします。
それは人夫々に結構バランスがとれているのではないかということです。
世間一般の目では恵まれた人生、不運だった人生とその差は大きいものがありますが、金銭や健康に恵まれなかった人でも周囲の援助の下に大きな精神的な満足を得た人は少なくないだろうし、豪華な生活を送った人でも大変な気苦労と孤独感に苦しめられた人も多いだろうという気もします。
個々の人を見てもこのバランスは存在していると思います。
かつて大変な苦労と努力をしてきた人は後年には報われることが多いし、不真面目で他人に迷惑ばかりかけて生きてきた人は碌な死に方は出来ないというのも定説になっています。

中庸を生きてきた多くの人はこれからも小さな努力を重ねて心身のバランスをとって余生を送ることが出来ればこれが本当の幸せというものかも知れません。