散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

閉店321

2022-05-21 22:20:59 | いろいろ写真館
そうだ、あれを確認しに行かなくては。ということで、すすきのから狸小路を西へ。

営業すること69年、「U」食堂がついに閉店なのである。



年配のお母さんがお一人でやられていたので、無理もないと思う。この街区地図もすっかり古びたね(左上に「U」食堂)。



店頭では隣の店の客が飲み食いしていたため写真を撮れず、西8丁目側から撮影してみた。



私は過去4回行ったことがあり、ラーメン2回、おまかせ定食、オムライスを食べているのだ。最後にオムライスの写真(2015年撮影)を載せておこう。



西11丁目から地下鉄で帰宅。地下鉄駅から離れたところで、マスクを外して深呼吸をしてみた。



政府は新型コロナのことを無かったことにしたいため、マスク外しを進めようとしているが、社会的コンセンサスができず、感染症予防の観点から裏付けの薄い判断は危険だと思う。
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最後でやり過ぎる

2022-05-21 21:30:24 | 飲み歩き・すすきの周辺
もう歩き疲れたため(この日トータル18,902歩)、地下鉄ですすきのへ。いつものバー「N」で締めることにしよう。

久々に定位置に座りながら、1杯目はイチゴとブルーベリーにジンを入れたショートカクテル。さっぱりした味わいだ。



先客1名が帰ってしまった。通しをつまみながらの2杯目はバニラウォッカ+イエーガーマイスター+抹茶リキュール+牛乳のカクテル。抹茶ミルク風味にピリッとイエーガーマイスターの苦みが効いている。京都のバーで出したら受けそうな気がして、カクテルの名前を考えるが、良いものが思いつかない。有名な苔寺の名前をとって「西芳寺」とでもするか(←なんか違う)。

 

他の客が来ないので雑談をしていると、先日テレビで見た中森明菜「伝説のコンサート」がメチャクチャ良かったという話で盛り上がる。確かにあれは素晴らしかった。あのコンサートを見たら、確実にファンになるよね。

3杯目はマッカラン12年トリプルカスクマチュアード。比較のためにマッカラン12年シェリーオークカスクを味見をさせて頂いた。最初のパンチはシェリー樽仕込みの方があるのだが、最後まで飲んでいるとトリプルカスクの方がスッキリしており、感じよく思える。



ここで満足すればよかったのだが、今日はなんだか調子が良いような気がする(←気のせい)。濃厚な奴で締めようと、相談の結果フレンチコネクションを頼むことにした。しかもブランデーのグレードを少し上げてもらう(フラパン使用)。



これがブランデーの味がしっかりしており、間違いのない美味さなのだが、一口飲むたびに酔っていくような気がする…。次の客も来たことだし、この辺で帰ることにするか。
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肉祭り

2022-05-21 19:35:46 | 食べ歩き
さて、本日の夕食は肉料理を専門とする「MS」へ。17時半だとまだ混雑していなかった(後半はそこそこだが、隣のテーブルには人が来ず)。喉が渇いていたのと酸味を欲してレモンサワーを注文。通しは牛すじの煮込みが出てきた。久々に食べる煮込みが美味い。



まずは肉前菜から。左から鹿肉のパテ、ローストポーク、羊のミートボール、鶏のレバーペースト(多分)。種類がいろいろあるのが嬉しい。



ハウスワインの赤を貰ってみよう。続いて唯一肉料理ではないカキ・焼き筍とアスパラのアヒージョ。材料の持ち味がそれぞれ良く出ている。



メイン第一弾、黒毛和牛ローストと牛ハツの揚げ焼き。山ワサビ(そのままと白醤油? に合わせたもの)、生姜酢漬け、塩で食べる。味付けされた山ワサビが秀逸で、肉もそれぞれ魅力的に美味い。赤ワインは少し高級なコート・デュ・ローヌを追加。



メイン第二弾は余市麦豚熟成ロースト。これ、焼き加減が絶妙で、肉汁は落ち着いているのだが、カットしようとするとじんわり滲みだしてくる。キノコのマリネと合わせて食べるのもお勧めと言われたが、何もつけずに肉の味を十分楽しんでから、味覚をリセットするようにマリネを食べるのが良かったと思う。



ということで、久々に肉を食べて満足。お店の方は若い人ばかりだが、応対が大変良かった。まあ、勘定はそこそこ行ったね。
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20220521ギャラリー巡り

2022-05-21 16:49:00 | 美術・アート
本日は大丸→三越催事場→三越→SONY→スカイホール→らいらっく→富士フイルム→大通→CAI03→三岸→近美の11か所。

■三越10階催事場「十四代今泉今右衛門展」。「墨はじき」という技法で白抜きの部分を作りだすのと、薄墨の技法がなかなかよろしい十四代である。会場の一角には十代~十三代の作品も展示されており、十三代は薄墨を使っていることが分かった。
「雪白樺文花瓶」:北海道のための特別作品で、冬の白樺と雪の結晶(中谷宇吉郎の文献を参考にしたとのこと)がデザインされている。

■スカイホール「天神山アートスクール展2022」。
中原宣孝「Der Schrei」:エレベータホールのケースにアートスクール代表の作品が展示されていた。さすがに上手い。



■らいらっく・ぎゃらりぃ「手塚昌広展 摂理と虚構」。色彩が華やかで、迫力がある。



時間があったので、地下鉄で幌平橋へ。久しぶりにCAI03に行こうと思ったら、普段の出口を間違えて違うところから出てしまった。地図を見ると、斜めになった通りを行くと辿り着きそうなので少し歩いてみた。今日は天気が良くて幸いである。



■CAI03「ヒデミ・ニシダ、ピアカルロ・クエッキア<BACK TO THE LAND-芸術の労働者たち>」。ロシアのニコラ・レニヴェツ村ではコルホーズが解体された後、自然発生的に芸術公園ができたのだそうだ。そこで働く人たちにインタビューした写真と一言を記したものがメイン展示である。

同時に、参加型インスタレーション<ゆきだるまの風景をつくる>ということで、発泡スチロールを電熱カッターで切り、できたゆきだるまを会場内に自由に飾るというイベントをやっていた。「芸術の労働者たち」にちなんで、ゆきだるまを一つ作ると30円払ってもらえる(賃金に相当する)というのが、普通の参加型イベントとは大きく違う所であろう。

会場内にはこんな雪だるまが飾られている。



あ、目が一つしかない。



キュビスムのゆきだるま。



ゆきだるまとはかけ離れてきたが、発泡スチロールを薄く削いだと思われるヒラヒラが上手。



宇宙のゆきだるま。



私は不器用なのと面倒なので、参加しなかった。

■三岸好太郎美術館「100の素描」。
「ポスター下絵」:これは見たことがあるが、滅多に展示されない作品が多かったような気がする。



「少女立像」:これは見たことが無いかな。



「少女像」:「オーケストラ」に登場する人を思わせる形。



以下3点「裸婦」。素描でもいろいろなタッチで描かれており、他の作品を思い起こさせるものがあった。例えば、背景が何となく三岸の風景画っぽい。



次の作品は「男二人」の強い輪郭線をイメージさせる。



なんとなく「猫」を思わせるポージングだ。



■北海道立近代美術館「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」。平日に行けそうにないのでやむを得ず土曜日にやって来た。16時から入れば、多少は空いているかと思って来たのだが、16時半までは人のいないところを優先し、16時半以降は先頭から再度見直していくという作戦で割としっかり見ることができた。

フランス・ファン・ミーリス「化粧をする若い女」:オランダ室内画の伝統的な作品。
ヘラルト・テル・ボルフ「手を洗う女」:サテン地の服の質感や、テーブルかけの編物の模様などが特徴的だ。
カスパル・ネッチェル「手紙を書く男」:フェルメール「天文学者」を思わせるところがある。

ハブリエル・メツー「レースを編む女」:皆さん、フェルメール一本で見に来ているかもしれないが、17世紀オランダ絵画の豊かな表現を楽しむべきだよね。とにかく上手いし、丁寧な表現は一般の人にも見やすいのではなかろうか。
ワルラン・ヴァイヤン「自画像」:黒い背景から浮かび上がるちょい悪、男前。この辺、レンブラントに通じるところもある。
レンブラント・ファン・レイン「若きサスキアの肖像」:今回、割と日の当たらないレンブラント作品。描かれている女性がまったく若く見えないところにも一因がありそうだ。

ヘリット・ベルクヘイデ「アムステルダムのダム広場の眺望」:私好みの幾何学的建物群が描かれた作品。
ザビーネ・ベントフェルト「複製画:窓辺で手紙を読む女(フェルメールの原画に基づく)」:修復前の作品を2001年に複製した作品。何度も見比べたが、相当上手いので、本物にこだわらない人はこちらをご覧あれ。
ヨハネス・フェルメール「窓辺で手紙を読む女」:とはいえ、本物もぜひ。少し待っていれば真正面からじっくり見ることが可能。右手の緑色のカーテンと手前のテーブルクロスの質感、立体感はやはり驚くべきものがある。女性像も素晴らしいが、画中画のキューピッドがあると、少し視線が分散しすぎるような気もする。



とにかく、フェルメール作品だけではなく、展覧会全体を楽しむようにしよう。最後にアルバート・ヘンリー・ペインという人の複製版画(メツー、レンブラント、ライスダールなど)があり、「もう時間もないし、見る気がせんな」と思って見てみたら、なんだかコレクションしたくなるような素敵な版画であった。会場を出るまで気を緩めちゃダメ!

かなり疲れて大通に戻る。
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ポテサラアゲイン

2022-05-21 12:27:09 | 飲み歩き・札幌駅周辺
昼前に札幌駅直結のビアホール「L」へ。時間が早かったので、何とかテーブル先を確保できた。まずは黒ラベルからスタート。



つまみは無塩せきハム。少し厚切りのように思えた。



そして、今回も頼むのがこの「焼肉ポテサラ」ですわ(正式名称忘れた)。ポテトサラダの上に牛と鶏の肉(味付けはまさに焼肉)が乗っているという、食事的でもあり、つまみ力の高いやつですよ。



そして次のビールはソラチ1984。しばらく「ゲストビール」制度で、エーデルピルス・ソラチ・琥珀エビスが入れ替わりで出ていたが、客足が完全に戻ったせいか「どれも注文いただけます」ということになったようだ。



やっぱり香りがちょっと違うんだよね。

というところで勘定をしてもらう。客は出入りがある程度あり、大混雑までは行かないが、入口で少し待たされるようであった。

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