散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

冬の小樽(6)札幌へ

2023-02-25 21:00:53 | 飲み歩き・すすきの周辺
小樽から高速バスで帰ろうと思ったのだが、バスターミナル手前の交差点に来たところで、ちょうどバスが出発してしまい、20分待ちとなる。JRもあるけど、札幌駅に到着するより、大通付近の方がありがたいのだよな。

と思って次便に乗ってウトウトしていたら、高速道路の除雪作業とさらに凍結50キロ制限に会い、結構な時間がかかって大通西7丁目へ。ここから歩いてすすきのに向かう。大通方面は人が少なかったのだが、すすきのに近づくにつれて、人が増える。しばらくこんな人出を見たことがなかったので、こりゃフェスティバル気分だね。

そんな人出の中、嫌な予感がした通り、1軒目は混雑で振られた。次も嫌な予感がしていたのだが、ちょうど客がいないじゃない。店の人には申し訳ないが、地獄に仏という気持ちで定位置に座り、ウイスキーソーダを注文。

2杯目はスタンダードカクテルシリーズから、バラライカにしよう。これ、スッキリしているけど、アルコールは強めなのである。



3杯目はハイランドパーク12年。



普段ならこれで終了なのだが、今日は他の店に行っても混雑しているに決まっている。十分に止めを刺しておくかということで、ビーアンドビーを注文。単純にブランデーとベネディクティンを混ぜただけだろ、と思っていたのだが、ベネディクティンを入れてから、その上に層になるようにブランデーを浮かせるという(プースカフェスタイル)、意外と面倒なカクテルだった。


→うっすら2層に分かれているはず。

ちょうど団体客が来たところで変なものを注文して申し訳ない。意外なおいしさのビーアンドビーを堪能して、帰宅。何とかすすきので予定通りに飲めて良かった。
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冬の小樽(5)新店開拓

2023-02-25 18:10:42 | 飲み歩き・北海道内
小樽に来ると、大体1軒目は決まった店に行くことが多いのだが、今日は久々に新店を開拓したい。慎重派の私も世の趨勢に流されて、そういう気持ちになっていた。そして、前回来た時に建物の風情がなかなかいいんじゃないかと思っていた、居酒屋「K」へ。開店と同時に入ったので、1番目の客となり、無事にカウンター最奥の席に座る。ここはカウンターが2席区切りになっているので、1番奥に座れば、隣に来る人はいないということになる。

まずは様子見のウーロンハイ、通しはサーモンの昆布和えでスタート。



今日はおばちゃん(いや、お姉さん)3名体制で、私がメニューを眺めていると「たこ美味しいよ」と声がかかった。よし、それでは活たこ焼を注文しよう。生のたこをさっと炙って塩胡椒しただけなので、すぐに出てきた。



これは身にさっくりと歯が入って、食べやすいし、美味いね。さすが箸置きをたこにしているだけのことはあるね。



ここで、後客が来始めて、私の隣(1席空けて)には、韓国人らしい若い女性が座った。こういう時、私は「隣が若い女性で嬉しいなあ」というより、ちゃんと注文が出来て、齟齬が生じないかが猛烈に気になるのである。

ここで私の注文、刺身盛り合わせ(近海もの)1人前が到着した。ボタン海老、カニ、ニシン、イカ、ホッキという品ぞろえで、カニは平凡だが、それ以外は非常に鮮度が良い。ボタン海老の頭の部分なんて、身がかたまってガバッと取れるし、イカやニシンの歯ごたえも申し分なしだ。



これはコップ酒だな。燗にしてもらおうと頼むと、鳩燗(鳥の形をした燗付器で、炭火で温める)したものを入れてくれる。



さて、隣だが、私と同じ活たこ焼が出てきたところで、「私はこれを注文していない」的なことを英語で言っている。これは多分、品名を見て「(粉物の)たこ焼」を想像していたんじゃないかな。なので、低レベルの英語で「たこはオクトパスなのである」ということを説明して、(多分)理解してもらった。

そして次の注文をスマホで翻訳して店の人に見せようとしているのだが、店の人は「字が小さくて見えん」と言っているので、身振り手振りも入れて「ズームアッププリーズ」というと、何とか分かっていただけたようだ。ふー、日本で嫌な思いをさせないためにと思うと、大変だね。

この店の看板には大きく「焼魚おでん」と書いてある。さっき見たおでんはメチャクチャ美味そうだったが、量が多すぎる(1人前5個)。悩んだ結果、焼魚の部からニシンの醤油漬けを注文。巨大ニシンだったら困るのだが、半身だということである。



おお、ちょうど良いじゃない。そして、ニシンを干してあるため水分が程よく抜け、身のきめ細やかさが味わえるようになっている。こりゃ美味いね。店のお姉さんが「皮まで食べられる」というので、全部食べてやりました。

追加したコップ酒が残ったので、締めに椎茸を注文。「ソテーになるけどいいかい」と出てきたのを見ると、椎茸だけではなく、エリンギ、舞茸も入ったバター焼きのようなものであった。ま、これは美味いからいいか。



というところで腹が一杯になった。日と時間帯によっては相当混雑しそうだけど、良い店だった。またいつか来る時があるだろう。

 
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冬の小樽(4)市民ギャラリー他

2023-02-25 16:55:11 | 美術・アート
■市立小樽美術館市民ギャラリー「小樽運河の輝き 加藤貢と横山文代」。
加藤貢「はしけ船」:100号を超える(紙を接いでいると思う)精密な鉛筆画。手前の草むらから船、そして運河、倉庫、山、空と広がる風景。これは見に来てよかったと思う。
加藤貢「小屋のあるはしけ」:水面の精妙さと、空が暗いために中央部に光がさしているかのような描き方が素晴らしい。
横山文代「初夏*小樽」:他の作家にはない、青く明るい小樽の風景。

これ以外に角江重一、金丸直衛、伊藤正、小竹義夫、鈴木傳の作品が展示されていた。



■市立小樽文学館「『伊藤整日記』と曽根博義の仕事展」。伊藤整、読んだことないからなあ。

「1954年5月28日 十一時宿を出、和歌の浦半島を車でまわり、海亭にて昼食のスシ。」



「1956年12月23日 九時から仙八にて飲み、十一時、近くのヤリトリキャバレという所へ行き、酔って十二時帰る。」



楽しそうで何よりである。なお「伊藤整日記」も販売していたのだが、1冊4000円超ということで怯む。早く文庫落ちしないものか。



■市立小樽文学館「伊藤整 雪明かりの路 ミニ展示 2023「伊藤整と通学列車」」。伊藤整が乗ったと推定される列車の模型があった。



ミュージアムショップが元文学館長室の所にオープン。



この建物を出る時に見ようと思っていたら、16時頃すでに閉店となっていた。



時間配分を誤り、ものすごく時間が余るため、文学館のカフェでコーヒーを飲みつつ読書。それでも時間があまり、日本銀行旧小樽支店金融資料館へ。展示が変わらないので、あまり時間をつぶせない。

「もしも、これがすべて1万円札だったら・・ 全部で一千億円!!」。使いきれんな。



「インフレになりそうなときはお金の量を減らし、金利を引き上げる」。政府の皆さん(バカ)、日銀の総裁(バカ)、こう書いてあるけど知ってる?



小樽運河プラザにて、「ひな人形 七段飾り(昭和45年度)」。これが置ける部屋があるだけでスゴイよな。



これでも時間がつぶせず、商店街を歩いて、一旦長崎屋の地下へと向かう。

途中、アーケード街にあった酒バル。2020年にオープンしたらしいが、初めて気が付いた。



甘味処では冬のシーズンだけ出すであろう鍋焼うどんの模型が出ていた。ちょっと食べてみたいね。

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冬の小樽(3)街中散策

2023-02-25 13:00:32 | いろいろ写真館
坂道を下り、ちょっとだけ街中を散策する。小樽に来ると餅菓子などを買いたくなるのだが、今ここで買っても冷え冷えに固まってしまいそうだ。



建築法上は大丈夫なのだろうが、とても不安になる建物の入口。



久しぶりにこの店の前を通るね。



隣のバーも除雪の具合からすると、営業していそうだ。



産業会館に到着。中に入って一番目立つのは「健康マージャン」のコーナー。かなり大勢の年配の人たちが集まり、牌の音をじゃらつかせている。今回、このビルでまだ営業している喫茶店があるのに気が付いた。



入ってみたかったけど、さっきコーヒー飲んだばかりだしなあ。



早めに来ないと無くなってしまうかも、なのであった。
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冬の小樽(2)大雪

2023-02-25 12:46:18 | 美術・アート
小樽駅前から産業会館の角を山方向へと昇る。雰囲気のある建物(六角形?)がある。



今日の第一目的地は、森ヒロコ・スタシス記念小樽バザールヴィタ美術館である。



奥の方の蔵にも看板が付いている。



展覧会は「くらしの博物ごよみ原画展」ということで、森ヒロコが北海道新聞に掲載していた作品の原画展示がメインである。



建物の前には騎馬像(作者名などは見当たらない)。



少し色が薄れてきたようにも見えるが、人物像もある。



中に入り、美術館である蔵の建物に入ると、一階は常設展になっている。雰囲気はこんな感じ(作品のみの撮影はご遠慮をということなので、こういう全体風景は良いのであろうと解釈した)。なかなか素敵な作品があったのだが、作品目録(とそれに書いたメモ)を忘れてきてしまったみたい。



二階は「くらしの博物ごよみ原画展」。階段の所にエゼフ・ヴィルコン「動物の彫刻」(ポーランドの作家)、一原有徳「ZON」が展示されている。



ゆっくり展示を見て回り(観覧者は他1名)、ミュージアムショップスペースへ。ガラス扉の向こうは本来中庭なのだが、この雪とあってはどうにもならない。



さて、街中に戻るとするか。美術館を出たところで、フクロウのイラストを発見。



道に出ると、吹雪レベルに雪が強くなってきた。





大雪の中、創業122年の工場の前で、大きな金属バサミ(?)を発見し、強い雪に苦心しながら写真に撮る。

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冬の小樽(1)いろいろ

2023-02-25 12:00:03 | 食べ歩き
今週は祝日の木曜日に札幌市内のギャラリーを(ちょっとだけ)見たので良いことにして、土曜日は小樽へと向かう。バス停へと向かう途中で見た、もうダメだ1号。やっぱり雪が多いよね。



いつものバス停で高速おたる号を待っていると、雪が降ってきた。今日の天気は大丈夫なのかな。



まあまあ混雑したバスは順調に小樽駅前に到着。まずは紀伊国屋さんに立ち寄り、さらにえきまえギャラリーで小樽商科大学写真部「三月展」(二月なのに、と書いてあった)を見る。写真のサイズが少々小さいが、押しつけがましくない雰囲気の展覧会である。



そして昼ちょっと前だが、ここで昼食。軽めにしておくべく、ビル内にある喫茶店「KY」へ。本格的なコーヒーを出す店でもあるようだ。



しかし私はトーストセットを注文。トーストにはバターが塗ってあり、別途ジャムがついてくるので、バター+ジャムの荒技(結構うまい)も試してみた。後はゆで卵(サラダはないのか…)。コーヒーは薄めに見えるが、飲んでみると悪くない。





さて、そろそろ行きますか。というところで小樽でも見かけたもうダメだ2号。春まで車は使わないのだろうか。

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