散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20230610ギャラリー巡り

2023-06-10 15:40:59 | 美術・アート
本日はHOKUBU→大丸→HOKKAIDO ART→創→三岸→近美→auron→トラムニストの8か所。4年前までは○○○○○○○○祭りがあろうとも街中のギャラリーに出かけていたが(心を殺せば目に入らぬ)、新型コロナを越えて、私もより一層人混みが苦手になったかもしれない。大通西3~5丁目辺りのギャラリーは全部パスだ。

前日までは雨が降るという天気予報だったが、思ったより天気が良く、気分良く出発。



■HOKUBU記念絵画館「平野遼と佐藤仁敬」。土曜日は予約形式ではなくなったが、同時観覧者は私以外に2名で相変わらずゆっくり見ることが出来た。裏口の方に桜井祐一「女座像」があったが、逆光だな…。



平野遼「坐る人」:一見、電車の座席に座る人のようにも見えるが、やっぱり病院の診察を待つ老人たちなのかな。



常設コーナーの加藤八洲「ウクライナの娘」。ウクライナにもロシアにも、その周辺国にも、そしてすべての戦争・内戦エリアに平和が戻りますように。



佐藤仁敬「painting」:私はこの作家はこういうタイプの作品を描く人だと思っていた。



佐藤仁敬「都市とヒトと黒い鳥」:こういう作品もコミュニケーションレスというか、現代の都市風景という感じがする。



佐藤仁敬「密」:ところが突然作風が変わり、濃厚過ぎる人体接触と内臓をさらけ出したかのような画風に転じたのだ。タイトルからして、私は「新型コロナの影響下で作風が変わったのだろうな」と思っていた。



佐藤仁敬「painting」:しかしながら、2019年作のこの作品を見ると、その前から変化が始まっていたことが分かる。



なんかすごいよね。圧力を受けたので、いつものコーヒーとおたる煉瓦ショコラで一休み。



■ギャラリー創「TIMELINE」。西村知美の花をモチーフにした各作品が時間線を作り出すかのような連作版画集。鮮やかな赤の色彩が印象深いが、もっと淡い色の花を描いた作品もある。

西18丁目に移動し、知事公館の庭を通り抜ける。





■三岸好太郎美術館「道産子が行く。」。
「旅愁」:展示箇所に「道産子こぼれ話」というミニ記事があって、横浜でホテルに宿泊した三岸夫妻は左翼と間違われて警察に連行されたとの話が書いてあった。その際、助け舟を出した人が翌日三岸の泊まったホテルに行くと、窓際に貝殻が置いてあったのだそうだ。それが「旅愁」の構想につながったのではないかという話である。



「金蓮花」:美術館の1階と2階をつなぐ階段の所に展示されていたが、確かに具象から抽象への変化を感じさせる、中間的な作品なのかもしれない。



「風景」:今回の展示はほぼ全作品見たことがあるが、これはあまり記憶がない作品かも。



■北海道立近代美術館「トリック×イリュージョン」。見落としていた、須田悦弘「雑草」を見るためだけに再訪。人が足を踏み入れるような場所に展示するはずはないし、他の作品の邪魔になるような場所にあるはずもない。そう思った私は上の方を見上げながら展示室を何往復もしたが(迷惑なやつ)、最後にやっと見つけたよ。ほぼ、展示リストの作品番号通りの位置にあると言ってよいだろう。他の人も誰もこの作品に気が付いていないようだったが、私がしげしげとのぞき込んでいたせいで、すぐ後ろにいた人は気が付いたみたいだった。

■トラムニストギャラリー「坂田純展 出会いは止まらないII」。バナナの皮から作った紙にクレパスで彩色した作品だそうだ。その素材感は私にはあまり合わないのだが、描かれている形はいくつか目を引くものがあった。


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