ヒューマン日記

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光と影

2013-11-13 04:15:28 | 日記
渡辺淳一著「光と影」を読みました。

渡辺淳一ですから多少、下心がありましたが、この本は

直木賞受賞の作品で予想に反しました。

あらすじは、明治十年の西南の役で負傷した寺内寿三郎と小武敬介の話です。

二人とも右腕を撃たれ、上腕を切断する手術がされることになりました。

手術になりカルテが上の小武から切断され、次の寺内も手術にとりかかりましたが

担当の軍医が、気が変わり寺内は切断しない実験を試みました。

そして小武は、回復しましたが、軍を引退し、市井の人として平凡な一生をおくります。

寺内の傷はなかなか回復せず、右手は動かせない状態でしたが、現役の軍人として

左手で敬礼をする有様でした。それが結果として西南の役の勇士としてのイメージに

つながり、陸軍大臣そして総理大臣にまで昇りつけました。

軍医の気まぐれが、二人の人生を大きくわけたわけです。


運命というものを感じましたね。

そういえば、ヒューマンが勤務した会社を選んだり、ヒューマンママとの結婚も偶然でしたね。






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