4月27日
日経平均 2万2467.87円(+148.26円)
TOPIX 1777.23(+5.10)
出来高 18億8212万株
長期金利(新発10年国債) 0.050%(-0.005)
1ドル=109.39円(0.07円安)
4月23日 2万2088円 13億4383万株 2兆1614億円
4月24日 2万2278円 14億6994万株 2兆4349億円
4月25日 2万2215円 14億2346万株 2兆4679億円
4月26日 2万2319円 15億2037万株 2兆7856億円
4月27日 2万2467円 18億8212万株 3兆3144億円
■株探ニュース 2018.4.28
23日は、前週末に米株市場でアップル株が急落するなどハイテク株が売られたことを受け、戻り売りが優勢となり日経平均は続落した。
24日は、米長期金利の上昇とそれに伴う急速な円安進行が好感され、銀行株や輸出株が買われ日経平均は3日ぶりに反発した。
25日は、反落した。後場は下げ渋った。
26日は、さらに円安が進んだことで終始買い優勢の展開。日経平均は反発した。
27日は、前日の米株市場が大幅高となったことを受けてリスクオンの動きが強まり、日経平均は続伸し、終値ベースで2月5日以来約2ヵ月半ぶりの高値を付け、2万2400円台に乗せた。
東証1部の売買代金は3兆3000億円強に膨らみ、約1ヵ月ぶりの大きさとなった。
日経平均株価は、前週比305円(1.38%)高の2万2467円と5週続伸して取引を終えた。
1月23日の今年最高値から3月26日の底値までの下げ幅に対して半値戻しを達成した。
週間の値幅は430円と、前週の588円から縮小した。
今週末の日経平均は2月の急落時に空けた「窓」の水準に差し掛かっており、来週以降に窓を埋めてくれば「半値戻しは全値戻しにつながる」の相場格言通り、全値戻しへの期待が高まる。
■モーニングスター 2018.4.28
日経平均2万2000円台値固め/地政学リスク後退も企業業績にムラ、「GW後の円高」注意
決算にらみの展開が予想される中、2万2000円台を固めることが望ましい。
一方、大型連休明けに為替が円高に振れやすいアノマリー(説明のつかない法則)にも注意したい。
5月1~11日の日経平均の想定レンジは2万1800~2万2800円。
3月26日の安値2万347円をボトムに、ここまで順調に下値を切り上げている。
東証の投資主体別売買動向(2市場合計)によれば、外国人投資家は直近週(4月16~20日)まで3週連続で日本株(現物+先物)を買い越し、その間の買い越し額は計約1.5兆円に上る。
海外勢は1~3月で9兆円近くを売り越していただけに、買い戻しの余力をまだ残している。
また、ゴールデンウイーク(GW)明けに為替が大きく円高に動いたケースが過去に何度もあり、このところの円安基調が一転するリスクも潜在する。
最近のチャートを見れば、日経平均株価は順調に推移していることが一目瞭然だ。
相場の格言通り、「
半値戻しは全値戻しにつながる」の期待は高まる。
大きく上げなくてもいい。右肩上がりの順調な上昇であれば。
売買代金3兆円、出来高18億株と取引も膨らみつつある。
テクニカル的には、短期的な過熱感が見られるようだが。
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朝日新聞 2018.4.27
理研、遺伝情報解析
お酒の弱い日本人 数千年かけ増加
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日本人の遺伝情報を調べたところ、お酒に弱い体質の人が増えるよう数千年かけて「進化」してきたことが、理化学研究所などの分析でわかった。
詳しい原因は不明だが、アルコールに弱い体質が何らかの理由で環境への適応に有利に働いたとみられるという。
24日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。
体内でのアルコール分解には、「ADH1B」と「ALDH2」という2種類の代謝酵素が関わる。
それぞれの酵素には、働きが強いタイプと弱いタイプがあり、日本人ではADH1Bの75%、ALDH2の25%が弱いタイプ。
一方、欧米人などは、大半が2種類ともに強いタイプをもつことが知られている。
日本人2200人の全遺伝情報を解析すると、弱いタイプの酵素をつくる遺伝子のそぱに、まれにしか見られない多数の変異が集まっていることが判明した。
子孫に遺伝情報が受け継がれる際に、変異がこの遺伝子と共に失われずに蓄積してきたことを示しており、弱いタイプの酵素をもつことが有利に働いた証拠の一つとみられる。
弱いタイプの酵素をもつ日本人は、過去100世代ほどかけて増えてきたこともわかったという。
研究チームの岡田随象(ゆきのり)・大阪大教授(遺伝統計学)は「似たような集団の進化には、アフリカ人がマラリアに感染しにくい形の赤血球を持つ例などが知られているが、アルコールに弱いことが日本人にとってなぜ有利だったのかはわからない」と話す。 (小宮山亮磨)