横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

鬼の霍乱・腹に穴

2022-03-13 16:00:30 | 日記
2月中旬から2週間弱入院した。

振り替えれば、55年前に結核で1年3ヶ月ほど療養した。
高熱が続き入院したところ片方の肋膜いっぱいに水が溜まり収まるのに3ヶ月かかった。
その後、1年を結核療養所で過し復職した。

そして33年前には副腎の近くに出来た水腫を取り除いた。
良性のものだったが今と違って開腹で切除し今も傷跡が残っている。

それ以外は病気で会社を休んだことがないし、現役引退後も毎日をすこぶる元気で過していた。



昨年の12月、腸の状態がなんとなく不安定に思われて、近所の医者に行った。
腸を休ませるので3食お粥にしましょうと言って整腸剤を処方していただいた。

しかし改善する様子がないので、内視鏡検査でチェックしてもらおうと別の医院を訪ねた。
その医者いわく「80歳以上の内視鏡検査は好きじゃないが、年齢の割にしっかりしているのでやりましょう」
しかし予約が詰まっていて検査は2月上旬になるとのこと。

前日から当日にかけて絶食と下剤に苦労しながら、2月8日に内視鏡検査を受けた。
その結果、大腸癌と判明した。部位は上行結腸(右側、小腸側)だ。
翌日、紹介された病院で確認した結果、肺への転移はないがステージⅢと推定され、手術する事が決まった。


2月22日 入院。

2月24日 腹腔鏡手術。
     へその近くと前後左右、合計五ヶ所に1cm前後の穴を開け内視鏡と道具を入れ施術する。
     約6時間かかったらしい。麻酔が効いて、手術中はもちろん覚醒した後も痛みはなかった。

2月26日 ICUから一般病棟に移る。まだ食事はなしの点滴頼みだが、歩行は出来る。
      
2月28日 薄い重湯。  3月1日 おかゆ。  3月4日 ご飯。

3月5日  退院。

退院後の診察で、癌の近くのリンパも採取検査の結果、転移していなかったと説明された。
その点も考慮するとステージⅡ(Ⅱの中ではⅢ寄り)で、80%は再発しないとのことであった。

この数十年いわば病院嫌いで過してきたが、昨年12月の予感で検査を受けたのが正しかったと思う。
3月13日、腸の状態は回復した。体重は手術前より3kg減で、まだ回復していない。

コメント
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