離山
山梨の藪山最恐ともいわれる難関の山です。
3年前S君と武川のほうから第5高点まで偵察に行っていたのですが、諸々の事情でのびのび。
今回も天候の具合で延ばしたり迷った挙句7月24日に決行。
山の中は靄が立ち込め展望もほとんどありませんでしたが、おかげで心配していた暑さもあまりなかったです。
いくつかのピークやコル 噂にたがわずとても大変でした。ザイルも何か所か出しました。
さらに離山を通過してから地蔵岳まで500mの登り、シャクナゲやハイマツの激藪には悩まされ遅々として進まず大変でした。
まだ暗い中、石空川の駐車場から出発。
熊小屋三角点へ向かって、まず稜線への急な登り。
熊小屋三角点です。前回も通過しています。
稜線から見えた甲斐駒ヶ岳、唯一ここだけからだけでした。あとは雲の中。
第5高点からの下り、一応懸垂です。
5,4の鞍部から急斜面をよじ登り第4高点へ出ました。
4,3のコル。4からの下りもちょっと危険
このあと向かいの第3高点への登りですが、巨大スラブの横を登り基部を巻きます。
3,(2)のコルへ、ここのヘツリもいやらしい。
巻いた第3高点の岩が見えます。
この後ザレたギャップをさらに下り、有名な底なし?の穴へ。
この後地図にない第2高点をグルーっと巻き、このトラバースも怖い。2,1のコルへ出てここからこの岩を登り第1高点へ。
第1高点へは岩を登ってから直登。こんな岩があります。
南側はザレた砂と、花崗岩のオブジェ。有名?なモアイ像です。
ここは離山本峰です。特に標識はありません。
地蔵岳へ向かいます。初め右側の谷、三口沢の大滝、すごい景色です。
さて ダケカンバやシャクナゲなどの藪の中を登って行きます。
離山通過の疲労困憊のせいか、何時間も格闘後やっとオベリスクが見えてきました。この巨岩帯の通過も大変。
しかしこの後、猛烈なハイ松の藪漕ぎ、うまく枝乗りできれば良いが、スポっと落ち込んでしまうことも。
それでも何とか地蔵岳へ、大幅なタイムオ-バー。 空も晴れて オベリスクがきれいです。
後は鳳凰小屋を経てひたすら駐車地めがけて長い下山、帰路もヘッドランプを出しました。
18時間余にわたる行動、念願の離山行くことができましたが、もうヘトヘト。やっぱり年齢による体力低下は否めません。
相棒にも迷惑かけっぱなし。こう言った挑戦的?長時間、ハードな山は控えなければと痛感しました。