今冬、入笠山に行ったとき 法華道なる標識が目についた。
気になって調べたら 昔、身延山から伊那、高遠方面へ山越えで布教に行った古道のようです。
富士見町あたりから長谷村の荊口や赤坂への山道、また芝平(シビラ)への道も法華道だったようです。
別に日蓮宗ではありませんが一寸興味がわいたので、ぐるっと周回を考えました。
はじめ佛平峠から小黒川の上流に直接出て高座岩を経て赤坂を目指そうとしましたが、佛平峠では有刺鉄線で進入禁止。暗いが?
帰りりに使おうと思っていた大阿原湿原テイ沢の道を取ることになりました。
テイ沢はこけむして薄暗く何度も木橋を渡ることになります。
何とか小黒川上流の林道に出ました。少し行って左の斜面へ。
高座岩です。日朝上人が七座の説教をされたところ?
ここを過ぎ御所平へは行かず途中から山道をショートカットです。しかし鹿道がいっぱいで迷います。
途中にあるカンバ岩からの景色
やはり間違えやすい道を下り、何とか荊口、赤坂方面へ向かいます。
赤坂に出てからは山室川沿いに車道を芝平方面へ歩きます。途中のグミの実。結構おいしい。
芝平の集落跡、立派な分校の碑、もう廃村なのでしょうか?
さて法華道入り口、入り口には立派な石碑があるのですが・・この後全く取り付き点がわかりません
ウロウロ、とにかく尾根を登ります、1352mの三角点が目標です。ようやく法華道を示す案内板。
踏み跡を拾いながら、と言ってもやはり鹿道?が多くなかなか大変です。
御所ケ池もようやく見つけました。
そのあと御所平に出て、もうテイ沢を使う気がなくなったので入笠山を回ることにしました
で、入笠山登山口をと進むと牧場に出ました、しかし有刺鉄線、電流?線などのフェンスがあります。???
何とか小黒川沿いの林道に出ないかとフェンスの横をめぐり小山を越えたあたりで下方に林道が見えました。
しかしここで牧場の中から軽トラが猛然と近づいてきました。「何をしているのだ?ここは牧場だぞ・・何年も牧場を管理していて
こんなのは初めてだぞ!」その他すごい剣幕で怒られます。別にフェンスを越えた訳でもないのに??どうしてここが牧場の中なのだろう?
なぜだか、剣幕に押されて、とにかく平謝り?!確かに道路に出るときゲートの様なものを乗り越えなければなりませんでしたが?一体どうなっているのだろう?この牧場?
とにかく車道を入笠山登山口目指して歩きます。結構ありそうだ。と思っていたら先ほど怒鳴られた軽トラのおじさんが後ろから来て
登山口まで乗っていかないか?と ええッ!? 乗せてもらいました。 いろいろ また 言われましたが・・・
マナスル山荘
そして入笠山へ
帰りは佛平峠へを経て、明るくなってみてもやっぱり立入禁止です。
車に着いたら雨が振り出し間一髪セーフ。
ま、いろいろありましたが法華道、何とか周回なりました。10時間近くで疲れました。