徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

「お金と幸せの関係性」について知りたければ、『億男』(川村元気氏著)を是非、読んでみてください。映画を既にみた人も。

2020-07-25 21:55:08 | 幸せ

『億男』について、映画を見た印象は2020.7.7付けのマイブログに書きました。

それから、この映画の元になった本を読んでみたくなり、図書館で借りて読みました。

もう既に読まれている方もおられると思いますが、タイトルにも書いたとおり、「お金と幸せの関係」について興味を持っている方には一押しです。

なんといっても、この本。普通の本というより、哲学書に近い感じです。

数々の有名な方のお金と幸せに関する名言をちりばめ、登場人物に語らせます。

ふだん、私たち(いや私だけ?)が抱いている、「大金を手に入れたい」という欲望をもし手に入れたとした時のことを書いてくれています。(そんなの、捕らぬ狸だというのはわかります)

いや、「そういう欲望」と「本当に必要な欲」との違いについても教えてくれます。

ですから、時間があれば、ぜひ読んでみてください。

何か得るところがあると思います。

生涯獲得収入が3億円と言われていますが、それを短時間で手に入れたら、おかしくならないほうがおかしいくらいです。それが、1年間に宝くじで1億円以上手に入れる人は500人以上もいるらしいです。

以下、私が気になった言葉を少し拾っておきます。

 

 お金で幸せを買うことはできないかもしれない。だが少なくとも、自由を手に入れることはできる。好きなことをする自由。嫌なことをしなくてすむ自由。

「お金は世界に君臨する神である」(みんなが頭を垂れる)

「どんな人間でも金で買収されない者はいない。問題はその金額である。」(ゴーリキー)

 

 福沢諭吉の有名な言葉「天は人の上に人を造らず、人に下に人を造らず」(学問のすすめ)の続きの言葉「賢人と愚人との差は学ぶと学ばざりとによりてできるものなり」(実語教)

金には2つの種類がある。入ってくる金と出ていく金や。 この2つが組み合わされて初めて意味がでてくる。簡単に金持ちになる方法は、金を使わんと貯金すること。

 

 「うまくお金を使うことは、それを稼ぐのと同じくらい難しい」(ビル・ゲイツ)

 「金持ちがそのお金をどのように使うか分かるまでその人間を褒めてはいけない」(ソクラテス)

 「諸悪の根源はお金そのものではなく、お金に対する愛である」(サミュエル・スマイルズ)

 貧しさは人間を狂わせる。だが、同じように有り余る富も人間を狂わせるのだ。

 「人間には自分の意志ではコントロールできないことが、3つだけある。

  死ぬことと、恋することと、あとお金だ」「お金だけは人間が作り出したもの」

 人間は、欲望のために働く生き物。金で買えると思っている喜びを手に入れるために金をほしがる。でも、金がもたらしてくれる喜びは長続きしない。その先にあるのは恐怖。だから、金持ちは金を失う恐怖を金で打ち消そうとして稼ぐ。

「富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、喉が渇いていく(ショウペンハウアー)

 

「お金が無限にあったらやりたいことは? →例えば、世界一周。大きな家。幸せな家族」

「皆がそろって同じような茫洋とした夢や欲望のためにお金を求めている」

「実は行きたい場所はない。ここではないどこかを求めているだけ」

 

「人は自分の死を予知できず、人生をつきせぬ泉だと思い込んでいる。だが、自分の人生を左右すると思えるようなことは数回しか起こらない。満月を見ることができるのはせいぜい20回だろう」

「僕たちを幸せたらしめているものは何か。僕たちの生を繋ぎ止め、明日へと生かすものは何か。

それは柔らかいバスタオル、風に揺れるカーテン、ベランダではためく洗濯物、並んだ歯ブラシ、焼きたてのパン、甘いリンゴ、淹れたての珈琲、一輪のチューリップ、笑顔の家族写真、心地よい音楽。

そのどれもが、お金で買えるかもしれない。けれども、それとともにある幸せは、誰かと一緒でなければ手に入れることはできない。ひとりでは難しい。誰かと共有していなければ。」

 

「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」(チャップリン)

「戦おう。人生そのもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく、素晴らしい。死と同じように生きることも避けられないんだから」

 

◎この本には、これら以外にもいっぱい素晴らしい言葉が詰まっています。

 また、素晴らしい音楽やバレエの演目や落語の演目まで。

 また、映画とはかなりストーリーも違っています。

 

(ブログ作者のコメント)

今日、ふと思ったのですが、般若心経に出てくる

「色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」という言葉は

まさにお金に当てはまるのではないかと?

とんでもないどんちゃん騒ぎをしたことは、実際あったことかもしれないが、それは、ひょっとしたら、その人の頭の片隅に残っているだけで、夢から覚めると実体ではない。とんでもない後悔の念にかられることもある。そして、やがてはみんなの頭からも消えてなくなる。

実体とは、何ぞや?

本当にやってよかったと自分で思えること。

そして、近しい人とだけでもその喜びを共有できることなのではないか?

それさえも、絶対ではないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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