徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

『君たちはどう生きるか』(漫画版)は若い世代に読んでもらいたい本だが、アラ還世代にも響くと思います

2018-01-15 18:29:12 | 本と雑誌
『君たちはどう生きるか』大ヒットのなぜ


吉野源三郎(1899~1981)が1937年(というから太平洋戦争に入るすぐ前)に書いた「君たちはどう生きるか」という本が、今、一部漫画になって出版されこのニュース(youtubeから共有させてもらいました)のように話題になっているということなので、購入して読んでみた。

岩波文庫では小さなものだが、漫画版は分厚くてもA4版で読みやすい。なんせ、漫画主体であるので、真剣に読むと2時間くらいで読めた。

そして、今考える。
ここに書かれている様々な事柄をもっと若い時期に知りたかったと。だから、是非若い世代には読んでもらいたい。

では、どういう所が良かったかというと、

1 世の中全体を「分子」や「流れ」でとらえて、個人としては小さい存在であるにも関わらず、世の中に少なからず関わって生きているということがよく理解できる。

2 自分中心に考えるのではなく、宇宙規模・地球規模で自分をみつめることができる。

3 ニュートンの万有引力の法則とかコペルニクスの地動説がどのようにして生まれたかを理解できる。

4 働くことの大切さを理解できる。

5 英雄と言われているナポレオンがどうして英雄と言われるのか、その後どうして失敗して、最後は流刑ということになったのかを理解できる。

6 「正義」のためには協力して悪と対決しなければならないことがあること、そのためには「勇気」が必要だということが理解できる。

大体はそんな感じだ。

これらのことは、読者それぞれ違うと思うし、私が全然気づいてないことも多いと思う。

しかし、作者が伝えようとして作品中のおじさんに託したノートは、「人として立派になってほしい」「自分の体験から出発して正直に考えて行け」という気持ちを伝えていて、時代を超えて新鮮だと思う。

それが、今、読まれている理由だろう。



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