徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

お墓の行方(NHK特集を見て)

2016-05-11 10:09:50 | 社会・経済
4日ほど前、NHKでこのことを特集していたので、少しメモしておく。

○「弔う」という行為をするのは人間だけ。心の痛みを癒やすために行われる。

○江戸時代以前は、土葬だけでなく、火葬、風葬などとにかく、自然に帰る形。
 現在のような檀家制度が出来たのは、江戸時代になってから。キリスト教が広まるのを防ぐためだったようだ。
 そして、「○○家の墓」という墓碑ができたのは、大正時代になってから。
 明治から、第二次世界大戦が終わるまでは、日本は確固たる家制度で長男が家を守る形だった。男子がいない家は婿養子をとる。

○しかし、戦後、農村部から都市部へ人口流出し、都市部の墓不足、農村部の無縁墓の急増。
 墓を改葬(引っ越し)するには煩雑な手続きと多額の費用。

○都市部では、お金持ちは大きな墓をそのまま維持するが、そうでない人は、納骨堂や永代供養が人気。

○外国でも墓地不足は深刻。韓国は自然葬を、中国は海葬を、アメリカは本棚葬を推奨している。
 スウェーデンは先を見越してというか、日本より都市部への人口集中が100年早かったので、
 「森の墓地」(世界遺産になっている)という方法で25年サイクルで一定の墓地を回転している。

○日本でも1991年に節度さえあれば、海への散骨が認められた。
 3組に1組が離婚し、子どもがいない夫婦も多いなか、「墓友」で共同運営するNPOも出てきた。

○2010年、単身世帯が夫婦と子ども世帯を抜いて約1/3になった。
 亡くなるまでは看取りをしていた人でも、遺骨を引き取らないことがあるという。
 そうなると、市役所が引き取るのだとか!?

○現在お寺の数は、77000ほどあり、コンビニの55000より多いらしいが、無住職の寺がかなりあり、ほとんど同じ数らしい。
 檀家制度をやめて、信徒制度に移行した寺もあるようだ。

◎私の住んでいる地域ではまだ、檀家制度は健在だが、今後、ますます子どもが減り、都市部へ人口集中する中で、墓の行方はどうなるのだろう?

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