先日、書店にぶらっと入り、『幸福とは何ぞや』というタイトルの本を購入しました。作者は佐藤愛子という人です。(私は後で知ったのですが、作者は1969年に直木賞を受賞されている立派な方です)
その本は、割と大きな字で、ご自分の人生の中から「生きた言葉」で現在を生きる我々に箴言をされています。
その中で、私が特に印象に残った言葉が、「苦労は不幸ではない」という言葉です。
続けて、「苦労を乗り越えるから自信というものが生まれるのですよ」と言っている。
まさに、私が、最近思っていることをズバリ言ってくれた感じだった。
そして、「生きるというのは苦しいこと。(中略)修行するために生まれてきたと思うようにしています」というのも、すばらしい。
楽して生きようとする私たち(私だけ?)に、それこそ箴言(戒めとなる言葉)をくださっている。
もう一つ箴言を書かせていただくことにしよう。
「人間は切羽詰まると力が出てくるものなのです。
その力は私だけにあったものじゃない。
すべての人間に与えられているものだから、それを出そうと努力すればいいんです。
出そうとしない。出ないと思っている。出せないと思っている。
そういうのを私は甘ったれと言います。」
すごい借金から逃げ出さずに、払いきった人間だからこそ言える言葉だろう。
ところで、「幸せとは何ぞや」?
「善いときも、悪いときも腐らず、恨まず、嘆かず、平然としていられること。
欲望の充足では決してない」ということらしいです。
地獄を体験すれば、全て天国というような感じかな。問題は、本当に困難な時に力を出せるように普段から準備をしておくこと!!!そうすれば、波瀾万丈の楽しみが得られるかも?(ブログ作者のつぶやき)