徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

奨学金による自己破産が1万人?!

2016-06-08 11:56:40 | テレビ番組
私も高校、大学と奨学金を借りていたものだが、当時は借りている人はあまりいなかった気がする。
ところが、今は2人に1人が奨学金を借りているらしいが、その額は1兆円以上になるらしい。

奨学金は本来、勉強はできるが、経済的理由で学費等を支払うのが困難な場合に借りる制度だが、
子どもの6人に1人が貧困といわれる昨今の経済状況の中で、
学費は高額(国立53万円、私立86万円)で、親の仕送りがかなり減っているとのこと。(12.5万円→9万円)

そうなると、バイトだけでは足りずに奨学金を借りることに。
たくさん借りる人では高校・大学で600万円以上も借りているとか?

この奨学金。ふつう貸与なので、大学を出たら返済しなければならない。
私が借りていた頃は、日本育英会というところから借り利子がなかったように思うが、
今は日本学生支援機構という所から借り、利子がかかるだけでなく、返済予定日に返済できなければ、5%の延滞金、3ヶ月後にはクレジット会社等に通知が行き、その後債権回収の専門屋から督促の通知が来、その後裁判所から督促の通知が来る(ここ10年で40倍にも増えている)ということで、600万円も借りると相当高給をもらえる会社に就職しないと返せなくなる。

ところが、昨今は正社員になることが難しく、非正規だと毎月の生活がカツカツで奨学金返済の余裕がないことになる
そして、ついに「自己破産」

この「自己破産」
当然、資産は凍結され、一から人生をやり直す覚悟でのものだが、人生の大きな挫折を味あうことになる。
番組では出てなかったが、債権回収の専門屋からの追求もあるのでは?

更に、この問題は借りた本人だけのみならず、連帯保証人へも及び連帯保証人(親や親戚)にも大変な迷惑をかけることになる。

一体何が悪いのだろう?

番組では、尾木ママが「就職して働いているのに返せないという制度が悪い。スカラーシップではなくローンだ」と言っていたが、
まさに、そういうことだろう。

今後、無償貸与(給付型)の奨学金を創設する検討の段階に入ったらしいが、世界的に見ると相当遅れているらしい。


今後、奨学金を借りる人は、相当な覚悟を持って借りてほしい。自己破産しないように
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