「大金」と「若い」はどっちが大事？(from 世にも奇妙な物語）

昨夜、放送されていた「世にも奇妙な物語」
あのタモリの司会で、本当に奇妙なストーリーが展開されるのだが、昨夜の放送の中で「未来ドロボウ」というタイトルで放送されていた話は、なかなか現実的で面白かったので紹介しておく。

あらすじは、吉田剛太郎演じる大金持ちが、余命１ヶ月という状況。
一方神木隆之介演じる大学生は就活ですべての内定に失敗し、恋人にもふられかけている。
その状況で、お金持ちは自分の財産をすべてあげるから、君の未来を私にくれということで契約してしまう。
心が入れ替わった２人。
最初は学生は、大金持ちになり、なんでもできると喜んでいたが、みんなから「おじいさん」扱いされ、いくらお金があっても相手にもされない自分に絶望するようになる。
一方、大金持ちの方は若い体を手に入れ、その優秀な頭脳で面接も受けずに引き抜かれ、恋人にも愛されるようになる。
最後に、絶望した元学生は死のうとしているところを元大金持ちに見つけられ、再度心を入れ替えることになり、元大金持ちは大金持ちとして死んでいくことになる。
元学生はどうしたかって？
そう、元の体に戻った彼は、真っ先に恋人の所に駈け寄り、強く抱きしめるのであった。

人間、「若い」と言うことほどすばらしいことはない。
もし、このブログを読んでいる若い人で、思い悩んでいる人がいれば、自分が置かれている状況は、全然絶望に値しないものだということを感じてほしい。（えらそうに説教してごめん）
でも、そうしたことを学ばせてくれる貴重なストーリーだった。