若き日の弘法大師 空海が悩んで修行した所が、今でも残る四国のお遍路。
テレビでは、若き日の空海は、あまり出来のよくない大学生に描かれていた。
どうしても、都で役人になりたいと思って、勉強が出来る方法に悩んでいた。
それを救ったのがあるお坊さん。
その人が言うには、
大自然の中で仏の言葉を100万回唱えると記憶力がUPすると。
空海は修行に出る。
洞窟の中でのお経。絶壁を通る。などなど。
修行に明け暮れるうち、都の貴族の生活が空しい。
貧しい人を救おうと決心。
唐に渡り「密教」に出会う。
そして、高野山で真言宗を開いて全国に広める。
今のように、誰でもが巡ることができるようになったのは江戸時代。
「四国遍路ガイドブック」(こういうタイトルではないが)
有弁真念(ゆうべんしんねん)という人が書き、ベストセラーに。とても軽い本だったそうな。
1番札所。霊山寺(りょうぜんじ)
お寺に着いたら、ご本尊の前で般若心経を読む。
次に、御朱印をもらう。
3番札所。金泉寺(こんせんじ)
井戸に自分の顔がくっきり写れば、長生きできるとか?
12番札所。焼山寺(最大の難所)
お遍路さんに親切にすれば、遍路をしたのと同じ功徳が得られると真念が説いた。
→お接待→おもてなし
灌頂ケ滝
すごい落差。1日3度、虹(仏の降臨)が見える。(次の写真はネットの無料写真より)
一度行ってみたいなあ!!
太平洋戦争で途絶えたが、昭和28年4月26日、お遍路バスで復活。
松山市から2週間で一周する。52番の大山寺でほっこりしたものの、
54番札所 には戦争で亡くなった人の墓。
55番札所 にも本堂がない。
バスは通れなくなり、歩くことに。
一行は疲れた。
ある寺で法話を聞く。
「これこそが、空海が修行したことを感じる旅」と
次の日、雲辺寺(うんぺんじ。くものほとりの寺)へやっとたどり着く。
「ありがたい。生きているからこそ、こうして88カ所を巡ることができる」
こころの病を負った女性も見違えるほど回復。
宮崎建樹さん。道しるべを一人で建てた。
道半ばで終わった活動を地元のお遍路さんが完成へ。
時間を作って、ぜひ、行ってみようぜ!!
PS
11月14日の20時からNHKのええトコでやっていたが、兵庫県西宮市の甲山(かぶとやま)には、
四国88カ所のお遍路さんをミニチュアで体験できるコースがあるらしい。
まず、手始めにそこからという手もある。