徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

他人への同調はこわいぞー(Eテレの白熱教室を見て)

2015-12-24 13:28:26 | 面白いこと
この前、白熱教室の再放送で、デューク大学のダン・アリエリー教授が面白い講義をしていた。

それは、「他人への同調」がテーマ

まず、ふつうの同調からの例(これはこわくない)

例1

「ホテルの宿泊客が連泊する時に、新しいタオルを使わずに、同じタオルを使わせたいときにどうするか?」

答 ①「環境保護のために、タオルを再利用してください」
  ↓
  ②「環境保護のために75%の方が、タオルを再利用しています」
  ↓
  ③「環境保護のために、この部屋に泊まった方の75%の方が、タオルを再利用しています」

①→②→③の順に再利用率がアップする。


例2

「同僚とビールの飲みに来て、好きなビールを頼めるか?」

答 アメリカでは、Aさんが頼んだビールと違うビールをBさんが頼む傾向あり。
  
  香港では、Aさんが頼んだビールと同じビールをBさんが頼む傾向あり。 

  だから、どちらにしても、先に注文しないといけない。


例3 「長さの違う3本の線と1つだけ同じ長さの線を見せて、違う長さの線を同じだと自分以外の全員が言うと、自分では違うと思っていても、同じだ    答えてしまう。しかし、自分以外の1人でも違うというと、人に流されない」



では、こわい話

例4 「面識のない男女3人ずつを明るい部屋で、一緒にいさせると、会話は普通の軽いお話。
    では、明かりのない暗い部屋に一緒にいさせるとどうなるか?」

答 ① 場所の確認
  ② 個人的、性的な話
  ③ 90%の人が相手の体をさわる。
  ④ 50%の人がハグする。
  ⑤ 80%の人が性的に興奮する。

  ③から⑤がこわいと思いませんか?
  暗くて、顔が見えないのでしょうけど、動物的な本能が現れるのでしょうね



例5 こいつはもっとこわい話(スタンフォード監獄実験というらしい。あまり覚えていないので、感覚で書かせてもらいます)
   これは、地下室みたいな所へお互い知らない人を集団で連れて行き、受刑者役には目隠しをさせ、看守役にはそのままで
   看守役から受刑者役へ暴行を加えると、最初1人がおずおずとしていた行為が、誰も止めないと段々とエスカレートして、
   最後はみんなが暴行をやり出すという話。

  お互いに知っているということで、自制心(理性)が働くが、知らない間柄だと、人間の動物としての本能(エゴ)が現れるということか!
    教授は、人は状況によって、悪い方向へすぐに向かうと確か言っていた
    これが、ナチスにまでつながっているのだと思う。
 

  ◎しかし、この同調する人間の性質をうまく利用すれば、
   
   成功している人の90%は○○しません!  とか
   ごみを捨てないようにしましょう!(この地域の模範の地域のポスターを表示。ゴミはゼロでなく、1つくらいある方が良い)
   とかに、導くこともできる。  
                        ということなので、「同調」についてくれぐれも悪用しないように!  


   
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