昨夜NHKの『逆転人生』で紹介されていた山野智久氏。(いわゆる山P氏のことではない(笑))
山野氏は現在37歳だそうですが、ある有名企業に就職したものの、わずか3年で退職し、3人でベンチャー企業を立ち上げ、観光地での面白い体験をネットで予約できることでの収入で100人くらいの会社にまで成長させました。
しかし、コロナ禍で業績は悪化し、昨年の2月頃から収入は激減し、違う体験型の家でできることを考えてもうまくいかず、従業員の1/4を1年間出向させるようなことでなんとか倒産を食い止めるました。
一方、残った従業員でこの危機を打開する方法を検討し、あるレジャー施設(水族館)の再開に合わせてチケットを時間帯で区切って申し込めるようにして「密」を避ける方法を考えつきました。
しかし、そのことを情報システムでサーバーを活用して作るにはふつうに考えては半年以上かかってしまい、レジャー施設に売り込めません。
そこで、詳しいことは紹介されませんでしたが、今までの自社で開発したシステムで使える部分は最大限使い、キャンセル処理のような複雑な部分は人力で処理するというような方法で、わずか1月あまりで開発に成功したとのことです。
その成功が他のレジャー施設にも採用され、トントンを業績はV字回復したとのことです。
放送の中で私が特にメモした3つの言葉をここに書いておきたいと思います。
1 「ルールが変わるときにチャンスが生まれる」
これは、コロナ禍で今までのような混雑を避けながら、いかにして集客するかということのアイデアが大事ということです。
2 「何をするかを先に決めなくても、行動することで先が見えてくることがある」
番組では、このような表現は使っていませんでしたが、本当に倒産の危機にありながら、会社を存続させ、誰も解雇しないという決意のもとに、死ぬ気で考えれば何かが生まれるという感じです。
3 「未来像を共有して士気を高める」
これも、社員と共に一丸となって会社の危機に取り組むには、明るい光を社長は提示し、社員もそれに賛同するというお互いの信頼関係が重要だよいうことです。
以上、コロナ禍で非常に経営が苦しい会社が多いことと思いますが、何かの参考になれば幸いです。