Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

春の旅行@エルツ地方2016 ~ Olbernhau ~

2016-05-06 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方~
ザイフェンから車で10分の町Olbernhauへ午後から行ってきました。
ドレスデンから、ザイフェンへ行く電車の最終駅でもある町です。


電車の駅のすぐ近くにある、Saigerhütte(ザイガーヒェッテ)が今回の目的地。

外の駐車場に車を停めて門を入ると建物が幾つもあって、
中世の映画のセット、テーマパークみたいな感じです。




その建物は今は博物館だったりホテル、レストランとして使われています。



ここグリューンタル・ザイガー製錬所跡はドイツで唯一現存するものだです。
この町は、銅の産地でありその加工技術で栄え、
1537年には銅の精錬所が建設されたという記録があります。


エルツ山地地方で産出する銅鉱から銅と銀を精錬する作業場跡。 



グリューンタル・ザイガー製錬所という名前は。
銀を含有する銅鉱石からの銀採取方法であるザイガー(採鉱冶金?)という名称が由来です。

ここは、独自の司法権を保持した自立共同体だったので、(城壁に囲まれて作り方が盗まれないようにもされていました。)
生産工場と事務棟ばかりでなく、住宅、機械管理棟、職人養育のための学校も建設されていました。



鍛冶屋小屋で説明付き案内の参加者も私たち3名(笑)







ここで作られた銅板はドレスデンの聖母教会、
ハンブルクの聖ミヒャエル教会をはじめとした有名な建物の屋根葺きに使われたそうです。

春の旅行@エルツ地方2016 ~野外博物館~

2016-05-06 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方~

いい天気に恵まれた休暇4日目です。

昨日が祝日という事で、ホテルも満室なので朝食の時間も早めにして
朝食後、去年の夏に行ったホテルの反対側の山にハイキングへ行きました。

 
昨日のような急な坂がない分歩いてもそんなに疲れない。


マスの養殖場で休憩をして戻ってくるという前回と同じコース。

2時間半くらいでしたが、心地よく疲れるという感じです。


Kayaももちろん一緒です。
とっても長い距離にもかかわらず、元気に歩いていました。

散歩の後、Kayaはホテルで休憩。(笑)




私たちはホテルの前の野外博物館へ行ってきました。
去年の記事はこちら☆





もちろんすべて木で作ってあります。

今週末は半年に一度行われる、職人さんが博物館の建物の中で実演してくれる日でした。




今日は、人もたくさんです!!!



どれも、エルツ地方の伝統工芸です。

 
丁寧に説明もしてくださるので、みているだけでも楽しい。


おなじみの木のおもちゃ



 
ボビンレース


毛糸を紡いだり


飾りバターを作る木の型。立体的な模様ができます。

 
籠を編んだり


 



ザイフェンといえば、これライフェンドレーンです!!(笑)


 

ライフェンドレーンというのは、
鉱石を砕くのに使っていた水車を利用して「ろくろ」を動かして、
木を削り出す製法です。

 

そして、偶然今回ホテルの近所にあるオーナメントを作っておられる方にも会う事ができました。
1年半前から気になりながら、行けずにいたところだったのです。
今日、行ってみようと思っていたので本当に偶然です。


ザイフェンのお店では見かけたことがないオーナメント。


おばさんに聞くと、全て手仕事でやっているので
工業的に作られたものと一緒に並べておきたくないとのこと。
お仕事をしながら、副業的にやっているそうです。
今回、名刺をもらったので今度来るときには連絡したら、作品を買う事ができるようになりました。
こうやって、作っている人と話しながら・・・っていうのがここに来る楽しみの一つです。


彼女の作るオーナメントは、母親から貰った古いクリスマスのオーナメントと同じ構造。

組み合わせ次第でいろいろなモチーフができるというもの。
今回は、自分で作るセットを購入したので、
旅行から戻ったら、父親と一緒につくる予定です(作ってもらうと言った方が正しいかも??笑)