今回、初めてドイツで古本をネットで買ってみました。
買った本は・・・
立派な箱に入ってやってきました。
89年に刷られた、エルツ山地の木のおもちゃという大きな本です。
最近仲良くしている人から、教えてもらったものです。
その方が持っておられるのは、94年版だったので私も同じものがやってくると思っていたら・・・
それ以前の89年版がやってきたという。
商品の説明には、94年版って書いてあったのに。なんといい加減な・・・(笑)
カバーを取ると・・・
そう、ザイフェンの有名なReifentiereの柄の布です。
内容は、とっても濃いです。
っていうか、詳しく工房や作家さんの名前が出てくるし、
後ろには索引や参考文献が書いてあるのでとっても助かる。
別に仕事でもなく本当に趣味ですが、色々と調べるのが面白いこの頃。
挿絵を見ているだけでも楽しい。
この挿絵を描いておられる方のポストカードを気に入って、
ここ数年ずっと買っていたんです。
今回、挿絵の作家さんの名前と、エルツ出身の有名な人だと知ることが出来ました。
これが、挿絵でなく写真だったらここまで楽しめなかっただろうなって思います。
ずっと同じテーマで本などを読んでいると、
たまに点と点が繋がることや、どこかで読んだことがあるぞって他の文献をもう一度読み直したり・・・
今回、私が去年の夏に蚤の市で買った作品の作家さんがわかりました。
挿絵に同じものが描かれていましたよ・・・
これは、Wilhelm Buschの絵本をモチーフにした作品の1つで、
今のフラーデ工房の方のお父さんの作品だということがわかりました。
残念ながら少し前から気になっている、
クルミのピラミッドの作者はまだちゃんとはわからないのですが、
エルツ地方でも西側が木彫りが有名だったようです。
Schwarzenbergには、有名な木彫り職人さんのクルミの中に入っている作品があるんだとか。
次回、その方の作品が展示されているお城に行きたい!(笑)
東ドイツ時代に、出版された本なので使われている単語が・・・
今は絶対使わない単語が所々にあったり。
統一されたときに、そういうところは修正され94年版では違う書き方がされていました。(笑)
これは、エルツの玩具について知りたい時に、事典代わりに使えそうな本です。
素敵な本を紹介してくださって、本当にありがとうございます。