東側からブランデンブルク門を見る。
今日は、ベルリンの壁が崩壊して30周年です。
ベルリンではいろいろなイベントがあるみたい。
近所のミニシアターで、東ドイツをテーマにした映画が上映されるので
来週一人で行こうと思っています。なぜなら相方君は、映画まで見に行くほどの興味はないから。(笑)
今回、父親が持ってきてくれたものの中に、色の褪せた古い写真があります。
父親が最初にドイツに留学していた、68年~69年頃のものです。
ハンブルクでの数ヶ月の研修の後、
ドイツ国内を旅行して、
西ベルリンから東ベルリンへ観光ビザで行った時のものだそうです。
この13年後父親は、
東ベルリンに1年私たち家族一緒に暮らすことになるんですが、
そんなこと当時は、もちろん考えてもいなかったでしょう。(笑)
61年から建設が始まったベルリンの壁ですが、
この頃の壁は、私が知っているものよりずっと低くて簡単なコンクリートのもの。
ブランデンブルク門が、こんなに近くで障害物もなく綺麗に見える。
今のベルリンの風景とは全然違う、そして私が知っている壁とも違う・・・
でも、ブランデンブルク門だけは同じ。(女神がDDRの旗を持っているけどね。)
Unter den Lindenもこんな感じ。人がいない・・・
ドイツを28年間分断していた壁が壊れて、今日で30年。
分断していた期間より、
崩壊してからの年月の方が長いことを今日知ってちょっと驚いている私。
まだまだ、東と西の格差はあるドイツ社会。
本当の意味で壁がなくなるのは、いつになるんだろうって思う今日この頃です。