アドベントの期間になると、マルクトの一角にもみの木を売るスタンドが出ます。
普段は、野菜や季節の花の苗を売っておられるおじいさんが、
この期間だけはキャンピングカーに泊まり込みでお店を出されるんです。
Kayaの散歩もあるので、今の家に引っ越して7年で
多いときは一日3回くらい挨拶をする中になりました。
冗談や立ち話をすることも結構あるし。(笑)
去年までは、その横に老夫婦がやっておられる、
少し小さめのスタンドもあったのですが、今年は出ていません。
おじいさんに聞いてみたところ、もう高齢(80代)なのでお店をたたまれたとのこと。
2つのスタンドはどちらもお客さん来ていたのにな・・・
もみの木スタンドのある場所は、マルクトが開催されていない時は駐車場になる場所です。
そういう特別な許可は、家族や親戚にしか譲れないという決まりがあるようで
該当する後継者がいない場合は、たたむしかないんだとか。
そんなことを話してくれたおじいさんももう70代後半だと思う。
来年はやるつもりだけれど、その後は分からない・・・って言っておられます。
ホームセンターでツリーを買うのは嫌だし、おじいさんが辞められたら
車でツリーを買いに行かないといけなくなります。
(今は、担いで持ってこられる距離なんですけどね・・・)
こうやって、伝統的な職業やお店が後継者がいない、
というのが理由で閉まってしまうのが本当に残念でなりません。
おじいさんが、おまけでくれたもみの木の枝には、
Weckの瓶に入れてオーナメントを飾ってみました。
やっぱりこのオーナメント好きです。