今回実家に帰ったら、
家にある古いエルツの作品を見てこようと思っていました。
小さいころから本棚に並べてあったりしたのですが、
どんな子たちがいたのは記憶があいまいで。
ずっと外に出ていたので、色が剥げていたり壊れている子が多い。
お土産にドイツ人の人からもらったものが多いような・・・
そんな中には、こんなロゴがついている子もいました。
東ドイツ時代に、西へ輸出する工芸品につけられていた
EXPERTICというロゴマーク。
このマークがついたものがコレクターの中で人気ということも聞いたことあります。
それを、先月のフランクフルトのクリスマスマルクトのお店で見かけたんです。
○○工房のコピーだよなって思うオーナメントにロゴがついていたのを
見つけた時には驚きました。
調べてみると、1968年から1995年までは
旧東ドイツの町にある工芸品社団法人が登録していたのですが、
その後登録抹消されて、2004年に西の会社によってこのロゴが登録されたようです。
それ以降、中国で製造されたEXPERTICブランド?の煙り出し人形、
ツリーのオーナメントがクリスマスマルクトにあふれることに。
ドイツ人のコレクターならこういう話も分かるかもしれないけれど、
観光客など、クリスマスマルクトで買い物をする人は気が付かずに買っていることも多いはず。
中国製とわかっていて買うのであれば全く問題ないけれど、
こうやって昔あったロゴを使うというやり方はちょっとひどいと思います。
エルツの工房は、後継者がいなくなりどんどんなくなっていくのに、
こういうのが増えたら本当に良いものと、安価で作られたものの区別ができなくなる・・・
それにしても、西の会社のHP見ているとくらくらしてくるわ。
騙されないためにも、参考に貼っておきます。
興味のある方は見てください。
以前のブログにも書いたように、
ちゃんとエルツの工芸品というロゴが入っているものや、扱っているっていう
マークのついているお店で買うのがやっぱり安心です。
小さな工房では、そういうロゴがないことも多いので
あとは買う人が賢くなるしか避ける方法はないんだろうな・・・
このブログが少しでも誰かの参考になると嬉しいな。