2016年に放送された韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』。
j-comの一挙放送で再度観てしまいました。☺️
カナダのケベックと韓国を舞台にしたラブストーリーなのですが、時代幅あり、ファンタジーありで、私の好きなドラマです。どのシーンもとてもきれいで、映画のようでもあります。ケベック、一度行ってみたいです。ついつい話の構成やつじつまを考えてしまうクセがあるのですが、このドラマの世界にはすんなり入っていけました。死生観についても改めて考えさせられるドラマです。
このお話では、人は4回生まれ変わったらその魂は生まれ変わらないという設定です。永遠に歳をとらずに存在し続けなくてはならないトッケビと生まれ変わる人の世界を疑似体験。逝く側と見送る側。深いテーマですね。
輪廻転生があるならば、どのくらいで生まれ変わってるんでしょうか。自分が出会う人は前世で関わっていたかもしれない、初めて遭った気がしない人は、前世で大事な人だったのかもしれないーー。そんな風に思って空想をふくらませたら、毎日が楽しくなるかもしれません。
魂レベルでひとりの人を探して、そして巡り逢う、というのは女子が好きな展開(笑)。
たしか『君の名は』のストーリーもそんな展開でしたね。ファンタジーは、日常から非日常の世界へ引き込む何かが必要で、鍵となるものが話をつないでいきますが、そこが脚本と演出の腕の見せ処。😁
佐野洋子さんの『100万回生きた猫』は、100万回生まれ変わった猫が、初めて愛したメス猫と幸せになり、メス猫が死んでしまった後に100万回泣いて最後には死んでしまい、二度と生き返らなかったというお話。大人向けの絵本ともいわれたりしていますが、出会いと別れを多く体験している大人の心により響くのでしょうね。
外は雨。雨音に虫の音が混ざって聞こえてくるのに静寂を感じます。
台風の被害がこれ以上、大きくなりませんように。