2月17日(金)
先月の検診で高脂血症の治療が必要と言われ、家ではオニオンスライス、ほうれん草のおひたし、豆腐ばかりの食事ばっかでいやになっていましたが、先週の再々血液検査の結果が出て、無事コレステロール値は正常範囲内との話でした。これで少し好きなものも食べられるかなと思うとうれしくなってしまいます。そこで今日はみなさんにわかりやすいとっておきの話をします。
徳川幕府の二代将軍秀忠及び三代将軍家光の補佐役として老中、大老を務めた土井利勝と言う人物がいます。なかなかの人物で徳川300年の基礎をかためた名宰相と言えるでしょう。この土井が後輩の老中にその心構えを聞かれて次のようなことを言っています。
「国の政治と言うのは重箱の中をすりこぎでかき回し、丸いフタをするように考えればよろしい。」
この意味はもうお分かりと思いますが、すりこぎで重箱の中をかき回してもすみずみまで行き届かず角に残るものができる。⇒それが政治の極意であって、すみずみまで楊枝でつつくような政治を行うと民がいやがる。ちょっとは残る部分があった方が民が安心するでしょう。
また重箱に丸いフタでは四隅が見えてフタの役を果たさない。⇒が、重箱もぴったり合った四角いフタをされると、息苦しくてかえって中の物が腐る場合もある。息抜きをさせるためには、やはりフタはぴったり合わない方がいいでしょう。と言った意味だそうです。
これを企業の運営にあてはめてみても、よく合いますよね。僕は経営もまさにその通りだと思います。幸い僕の会社のトップも近くの仲間の会社のトップもバランス感覚があるのでいいと思うのですが、僕の友人の元いた会社では聞く限り”針で重箱をかき回し、四角いぴったしのフタをするトップがいるようです。いつか社員が疲れて、最後はJALのようになっちゃいますかね。いずれにしてもあまり理性だけでやりすぎると会社は衰退の一途でしょうね。
今日はものすごくわかりやすい話だったでしょ。ではこの辺で