4月25日 晴
与謝蕪村の思いとは・・・
俳句をやっていない人でも江戸時代の俳人芭蕉や蕪村を知らない人はないと思う。その蕪村であるが元々は農家の出身であったが両親と家産を失い江戸に出て絵画や俳諧を志した人である。俳号の蕪村は中国古代の詩人陶淵明の帰去来の辞から引用したと言われている。「帰りなんいざ田園将に無(あ)れなんとす胡(なん)ぞ帰らざる」と言う行から無(あ)れた村を思って号したと言われている。
なぜこんなことを書いたかと言えば、現在コロナの影響で田舎には中々行きにくくなっているのだが畑が荒れてしまうのは耐え難い。そこで陶淵明の詩を思い起してみれば蕪村もそう言う思いがあったのかもしれない。蕪村は結局田舎に帰ることはなく京都で没するのだが・・・。まぁ自分も名古屋でステイホーム中ではあるが荒れた畑にしてしまう訳にはいかないのでどこかで覚悟の脱出をしなければならない。ただ田舎の町にはあまり近づかず食料も畑に植える野菜の苗も持参して人との接触は避けるつもり。
そのため今日は野菜の苗を購入してきた。
まぁあまり人の出ないタイミングを狙って田舎に行くつもりです。それまではベランダで苗を育てておきます。胡(なん)ぞ帰らざるの心境を察してください。