部屋の整頓が進んで空間があちこち空いたので、棚の上に今まで出せなかった収集品を並べられるようになりました。レゴブロックをちょこちょこ買い続けてもう25年くらい経ちました。長い付き合いなのですが、どうにも場所を取るアイテムなので、徹底的に遊びきるという機会に恵まれず、今まで馴染みの薄い所持品でした。
思い返せば幼少時、友人の家にレゴの宇宙船やら街セットがあって、それがとても羨ましかったのです。自宅にはダイヤブロックの基本セットしか無くて、レゴのパーツ種類の豊富さや、噛み合いの精度の高さに驚愕。欲しかったけれど、当事から高価だったうえに田舎では扱い店も少なく、自分の興味も別の方面にすぐ移ってしまったため、心情的にレゴブロックというのは「幼い頃に遠くで眺めた綺麗な人」ポジションなのですが、実は慣れ親しんだつもりのダイヤブロックを遊んだ時期はせいぜい5年にも満たず、遠くの美人のレゴは25年そばに居たわけです。子供と大人では時間の密度が違うために起きた錯覚です。
そんなせっかくのレゴさんをデカい衣装ケースにパーツ種類ごとに分解して、25年間しまいこんだままでした。たまにいくつか組み立てたセットもありますが、飾る空間を維持できず、結局ほとんどの期間は棚の荷物でした。
GW前から始めた大整頓計画も半ばを過ぎて、部屋のレイアウトも大きく変わりました。処分品リストつくってどんどん廃棄する予定が、予定外に収納スキルが上がってしまい、コンパクトにまとまる所持品に自分で驚いています。
それはともかく。先月から混ざってるレゴセットを一旦全部組み上げて、セットごとにパーツ分類する作業に取りかかっていました。実際に始めると、組み上げると一言で済むような内容ではなく、大型衣装ケース3つ分に混ざったパーツの海から、適正なパーツを探して組むわけですが、この探す作業がつらい。多数の汎用パーツならまだしも、特殊な形状の極小パーツもあり、タタミ2畳分のレゴ山から1個だけ存在するレアパーツ探しなど、掻き分け掘り出し気づけば夜が明けていたなんて事例もあります。それでもこないだそのレゴ山の分類解体が終わりました。1ヶ月頑張りました。誰も褒めてくれないけれど、1990~2004頃までのセットは組み終えました。大小合わせて約50セット程。
やっと、折り返し地点に着きました。
2005~2014年のセット組み作業はこれからです。でも後半セットは開封すらせずに半端にまとまってるので、作業時間はずっと少なくて済むでしょう。
ただこの頃がレゴセット構成のボーダーで、以降のセットは値段高騰とともにボリュームも増大しています。それまでの城砦の高さがが27センチ程度だったのが、余裕で30センチを越え、城壁も長く高くそびえ、組立手順説明書は上下巻の分冊です。半端に金があった時期なので妙にデカイセットが揃ってて、かさばることこの上なし。
それでも前半戦を終えた満足感はあります。大型スチールラック4段に歴代のレゴ城砦が並びました。これがやりたかったんだ。20年以上も実現できずに、いつかはとぼんやりとした目標だった姿が目の前で形になって、もう気が済みました。半分は。
最上段に並んでるのは左から
エジプトの魔神(1998)
ナイトキングダム・キングレオ城(2000)
コウモリ男爵の城(1997)
前面に散在してる牛の旗軍団はセドリック・ザ・ブルというキングレオの敵役セット。
二段目左から
虎の神タイグラーの叫び(2002)
獅子神ジュンチー(2002)
雪男イエティの隠れ家(2002)
エルクウッドの砦(1996)
森の吊り橋(1990)
後ろの巨人達はメガブロックというレゴと互換可能な規格の別商品のシリーズです。本家レゴよりブロック精度がやや劣り、キツイ箇所はプラが白化します。
ナイト・ニンジャ・グラディエイター・コマンドー。たぶんそんな感じ。
手前にお供のウルフ・ドラゴン・ライオンも居ます。頭でかくて可愛い姿です。
コマンドーにお供はいません。別売りの戦車がいたけど組み替えて本体に混ぜちゃったので、コマンドーは基本より五割増しでマッチョ化してます。
昔のトイザらスは海外のブロック玩具を直で仕入れてたようで、他では見ないようなマイナーブロック玩具が安く売ってました。扱った時期が短かったようで、カタログに載ってる他のロボは売ってるの見たことありません。エジプトロボがカタログに出ていてモチーフが「アヌビス神」あのジャッカル頭で有名な冥府の神。かっこいいので当時は海外通販も考えました。今は別のアヌビス立体があるのでもういいです。Z・O・Eのオービタルフレームのアヌビスのプラモデル。まだ組み立ててませんけど来年組みます。
三段目左から
ロイヤルキング城(1995)
ガイコツの塔(1995)
マジックドラゴン城(1993)
前に散在してるのは
ブラックナイトシップ(1992)
ウルフ盗賊団の馬車(1992)
ドラゴンカート(1993)
ドラゴンカタパルト(1993)
ミラクルマジックハウス(1993)
四段目左から。
ガイコツ島(1995)
オロンガ島(1994)
赤ニンジャとショーグンの城(1999)
手前にある小さいのがエスコーラの見張り台、ロンゴ族のカヌー。
オロンガ島には本来生息していないステゴサウルスやトリケラトプスがいますが、別セットからの出張です。元はダイノキャッチャーという恐竜捕獲車両セット付属なのですが、つまらないセットなので予備部品扱いにしています。この時期のクリーチャーフィギュアは造りが素朴です。
あと別棚に数点置いてます。
ここまで組んで完全に紛失・行方不明なパーツは1個だけです。パーツ取り用に小セットをまとめた分もありますが、それらも一通り組める分のパーツは確認したので、黄色の穴あきパーツ1個だけが不足です。管理精度としては合格にします。潜水艇の内部に軸を通すパーツですが、同型パーツを他から転用しました。
城だけではないのです。宇宙やら海底やら他にもセットがあって、組みながらちょっとした旅行気分になれます。
中世ヨーロッパから始まって、エジプト、南海、海賊、虎神、獅子神、雪男、忍者、海底、ヴァイキング、宇宙人、スターウォーズ、X-MEN、アヴェンジャーズ。最近のレゴはなにかおかしい。