外見を整えたので次は内面。
歴代最強主人公の理由は世界内での立ち位置も一因します。サブクエ導入された3以降の主人公は総じてトラブル解決魔で、ドラムカンもケンちゃんもそこらじゅう介入して、悪どい奴はぶっ飛ばし、小ずるい奴もぶっ飛ばし、困ってる人にはちょっと手を貸して、きっちり報酬を要求するがめつさはさておき、トータルで見れば世界の平穏に一働きする良い側の人達でした。ヒナタさんもその延長上の人ですけど、前2人とは規模が違います。
ヒナタさんが通った後はぺんぺん草悪役一人も残らないような世直しぶりです。最初に敵対したマルデギャングは完全壊滅させられ、湿地帯のベルエポの街は再建した鐘のおかげでモンスターを寄せ付けない鉄壁防御体制となり、カトール御殿の後継者問題は解決し、アミダラマ周辺の民族対立も一応収まり、ダムは再起動し、アイアンクラウンの危機も撃退しました。これらはヒナタさんが本業の片手間で済ましたお仕事です。物語主軸でもモーターレギオンを次々と打ち破りながら大ボス・ベルイマンに迫っていきます。言葉に書くとシリアスな対決劇のような感じですけど、たぶんヒナタさんにはモーターレギオンや賞金首だの区別付いてないと思います。攻撃コマンドが出る場面では全部撃っちゃう人です。行動指針は今までの歴代主人公と変わらないのだけど、4ではサブクエスト後の状況変化も劇中描写されるので、ストーリー進行とともに立ち居地がきれいに固まっていくのです。
特に今作では人脈面での高ステータスぶりが顕著です。各地の権力者・実力者に恩を売りまくり、中盤にはビルゲ爺さんからもらった通行証でトロル門を堂々と通れるようになります。この世界の人間は上層・下層に分別されていて、その物理境界線がトロル門。内部の町ルピエに主人公は合法的にも裏口からでも自由に出入りしていました。
3や2Rでは主人公がどれだけ戦果を上げても終始一介の賞金稼ぎ扱いでしたが、今作では皆に親しまれる楽しい戦闘部隊の出世物語要素をいくつも感じます。チームも最大12人+NPCと大所帯で孤軍奮闘感はほとんどありません。
4の世界観は、行けども行けども荒野と砂漠ばかりの従来シリーズとはやや雰囲気が異なり、世界の荒廃度は比較的低めで、散発的に出る賞金首モンスターを除けば目下の危険存在はいないようです。モーターレギオンはクラン冷血党やバイアス・グラップラー軍団ほど凶悪集団ではありません。劇中時点ではな。
しかし、これは既に住人を選別して階級化されたディストピア管理社会が完成している故の安定で、物語開始直前でラスボス・ベルイマンがその社会構造を破壊し始めており、強力な武力で独裁世界征服への第一歩を踏み出したところでした。その出がかりをヒナタさんに潰されたので、世界はもとのままです。
劇中NPCは、悪は倒れた良かった良かったと喜んでますけど、安心するのはまだ早いのではないでしょうか。私の操作してる感覚だと、世界の悪役ベルイマンとヒナタさんには共通点がいくつもあります。
元ホットシード、強過ぎる個人戦力、原色バリバリ派手衣装、逆立ったツンツン髪。
ここに、地元住人の裏切りを加えるとヒナタさんも「この世界がどういうところか、よくわかった」とブチ切れる危険は十分にあります。現に生き別れた妹が、今やすっかりブチ切れて「月光の鬼ババ」と恐れられています。そういう性格の家系ですよ。
ウチのヒナタさんは普段から笑って引き金を引けるし、力いっぱいぶん殴るのに躊躇しない人ですが、基本的に寛容な性格で、ラロが悪女に唆されて謀反起こしたり、インチキ3兄弟に囮に使われたり、バトーにボケナス呼ばわりされても気にしません。いいよそのくらいと笑って済まします。わりと鷹揚。2Rのケンちゃんのように終始復讐心に駆られた激しい性格ではないようです。しかしそんなヒナタさんでも形相が変わる怒りを覚えたイベントが一つあります。リモコン反太郎というガキ。3回喧嘩売ってきて3回返り討ちにした時点ではまだお笑いキャラでした。しょうもないガキだが、復活したらまたおいでくらいに考えていました。
こいつがウンガウンガ到着時に現れて挑発してきやがりました。挑発はいいんだ、内容が問題。
「おいらのロボットで襲ったらアビィもセーラもラッキーナも死ぬよねえ?」
おいリモコン、おまえ踏んじゃいけないライン越えたな。
ラセンドームでの決闘は凄惨なものになりました。ここでの戦闘はドーム最上階まで登らず、1段階前のドアから出ると敵を先回り出来るので戦車戦に持ち込めます。戦闘自体も難易度低く作られています。勝つだけなら簡単ですが、それではヒナタさんの気がすまないので、条件は星4スーパードリル砲ドロップです。星4ドロップするまでリモコン小僧は何度も何度も何度も叩きのめされるわけです。そしてドロップした星4スーパードリル砲はそのまま捨てます。前周回で超改造星7スーパードリル砲を確保済みだからな。
つまりプレイスタイルの構図として、激怒したヒナタさんがリモコンを殴り倒しては引きずり起こし、最高級の詫び品を寄こすまで殴り続け、その詫び品をゴミのように捨てるという展開演出のつもりです。苛烈すぎませんかねヒナタさん。
その後にリモコン小僧は単に性格の悪い子供が、邪悪なリモコンに操られていたという真相が判明します。だからなんだ、リモコンもガキもまとめてぶっ壊せばいいんだよとヒナタさんはキレていますが、これ以上はいけません。規制にひっかかります。児童の殺傷場面は倫理規定に触るようでトドメはさせません。なんだ子供は特別配慮かよ。無敵扱いかよ。
歴代最強主人公の理由は世界内での立ち位置も一因します。サブクエ導入された3以降の主人公は総じてトラブル解決魔で、ドラムカンもケンちゃんもそこらじゅう介入して、悪どい奴はぶっ飛ばし、小ずるい奴もぶっ飛ばし、困ってる人にはちょっと手を貸して、きっちり報酬を要求するがめつさはさておき、トータルで見れば世界の平穏に一働きする良い側の人達でした。ヒナタさんもその延長上の人ですけど、前2人とは規模が違います。
ヒナタさんが通った後はぺんぺん草悪役一人も残らないような世直しぶりです。最初に敵対したマルデギャングは完全壊滅させられ、湿地帯のベルエポの街は再建した鐘のおかげでモンスターを寄せ付けない鉄壁防御体制となり、カトール御殿の後継者問題は解決し、アミダラマ周辺の民族対立も一応収まり、ダムは再起動し、アイアンクラウンの危機も撃退しました。これらはヒナタさんが本業の片手間で済ましたお仕事です。物語主軸でもモーターレギオンを次々と打ち破りながら大ボス・ベルイマンに迫っていきます。言葉に書くとシリアスな対決劇のような感じですけど、たぶんヒナタさんにはモーターレギオンや賞金首だの区別付いてないと思います。攻撃コマンドが出る場面では全部撃っちゃう人です。行動指針は今までの歴代主人公と変わらないのだけど、4ではサブクエスト後の状況変化も劇中描写されるので、ストーリー進行とともに立ち居地がきれいに固まっていくのです。
特に今作では人脈面での高ステータスぶりが顕著です。各地の権力者・実力者に恩を売りまくり、中盤にはビルゲ爺さんからもらった通行証でトロル門を堂々と通れるようになります。この世界の人間は上層・下層に分別されていて、その物理境界線がトロル門。内部の町ルピエに主人公は合法的にも裏口からでも自由に出入りしていました。
3や2Rでは主人公がどれだけ戦果を上げても終始一介の賞金稼ぎ扱いでしたが、今作では皆に親しまれる楽しい戦闘部隊の出世物語要素をいくつも感じます。チームも最大12人+NPCと大所帯で孤軍奮闘感はほとんどありません。
4の世界観は、行けども行けども荒野と砂漠ばかりの従来シリーズとはやや雰囲気が異なり、世界の荒廃度は比較的低めで、散発的に出る賞金首モンスターを除けば目下の危険存在はいないようです。モーターレギオンはクラン冷血党やバイアス・グラップラー軍団ほど凶悪集団ではありません。劇中時点ではな。
しかし、これは既に住人を選別して階級化されたディストピア管理社会が完成している故の安定で、物語開始直前でラスボス・ベルイマンがその社会構造を破壊し始めており、強力な武力で独裁世界征服への第一歩を踏み出したところでした。その出がかりをヒナタさんに潰されたので、世界はもとのままです。
劇中NPCは、悪は倒れた良かった良かったと喜んでますけど、安心するのはまだ早いのではないでしょうか。私の操作してる感覚だと、世界の悪役ベルイマンとヒナタさんには共通点がいくつもあります。
元ホットシード、強過ぎる個人戦力、原色バリバリ派手衣装、逆立ったツンツン髪。
ここに、地元住人の裏切りを加えるとヒナタさんも「この世界がどういうところか、よくわかった」とブチ切れる危険は十分にあります。現に生き別れた妹が、今やすっかりブチ切れて「月光の鬼ババ」と恐れられています。そういう性格の家系ですよ。
ウチのヒナタさんは普段から笑って引き金を引けるし、力いっぱいぶん殴るのに躊躇しない人ですが、基本的に寛容な性格で、ラロが悪女に唆されて謀反起こしたり、インチキ3兄弟に囮に使われたり、バトーにボケナス呼ばわりされても気にしません。いいよそのくらいと笑って済まします。わりと鷹揚。2Rのケンちゃんのように終始復讐心に駆られた激しい性格ではないようです。しかしそんなヒナタさんでも形相が変わる怒りを覚えたイベントが一つあります。リモコン反太郎というガキ。3回喧嘩売ってきて3回返り討ちにした時点ではまだお笑いキャラでした。しょうもないガキだが、復活したらまたおいでくらいに考えていました。
こいつがウンガウンガ到着時に現れて挑発してきやがりました。挑発はいいんだ、内容が問題。
「おいらのロボットで襲ったらアビィもセーラもラッキーナも死ぬよねえ?」
おいリモコン、おまえ踏んじゃいけないライン越えたな。
ラセンドームでの決闘は凄惨なものになりました。ここでの戦闘はドーム最上階まで登らず、1段階前のドアから出ると敵を先回り出来るので戦車戦に持ち込めます。戦闘自体も難易度低く作られています。勝つだけなら簡単ですが、それではヒナタさんの気がすまないので、条件は星4スーパードリル砲ドロップです。星4ドロップするまでリモコン小僧は何度も何度も何度も叩きのめされるわけです。そしてドロップした星4スーパードリル砲はそのまま捨てます。前周回で超改造星7スーパードリル砲を確保済みだからな。
つまりプレイスタイルの構図として、激怒したヒナタさんがリモコンを殴り倒しては引きずり起こし、最高級の詫び品を寄こすまで殴り続け、その詫び品をゴミのように捨てるという展開演出のつもりです。苛烈すぎませんかねヒナタさん。
その後にリモコン小僧は単に性格の悪い子供が、邪悪なリモコンに操られていたという真相が判明します。だからなんだ、リモコンもガキもまとめてぶっ壊せばいいんだよとヒナタさんはキレていますが、これ以上はいけません。規制にひっかかります。児童の殺傷場面は倫理規定に触るようでトドメはさせません。なんだ子供は特別配慮かよ。無敵扱いかよ。