タイムマシンやパラレルワールドは刺激的だが整体は取り上げるようなエンターテイメント性がない

科学者にはタイムマシンの研究や
パラレルワールドとか
ワームホール、ブラックホール、
ダークエネルギーの研究をしている人もいる。

これらを題材にして、
サイエンスフィクション（空想科学小説）や
ファンタジーストーリー（空想小説）が
相当つくられている。

整体的題材はあまり取り上げられる派手さがないが
トムハンクス主演の映画「グリーンマイル」とか
ＳＦ、ファンタジーでは回復魔法、ヒーラーとして
脇役的に使われたりはする。

私が求める整体の先はそこなのだろう。
あっという間に病気やけが治ってゆく、、、
それを実現したいのだと思う。

現実では手をかざすだけの気功とか、
レイキヒーリングは存在するけれども、
その効果の確実性が低い。
けれども高い効果を発揮することも
ある。

効果に確実性、科学性が見出せれば
これを研究する科学者も増えるだろうけど
その実現性が不確実な今、そこに研究資金を
提供する人はないし関心も低い。

医学ということなら関心も資金も
相当に出しているのですが
整体は科学とは違うという認識か
医学的にも研究はされない。

よって、整体を科学的に
研究していくことが必要なのです。
目標は空想小説的ですが、方法と効果は
科学的、確実をもとめています。

実現性という意味ではタイムマシンも
同じだとおもうのだけど、
タイムマシンへの関心は高い。
この関心のちがいは
エンターテイメント性なのだろう。

過去や未来への時間旅行は
テーマパークをはるかにしのぐ魅力が
あります。

でも、心身の健康や病気けがの解消が
あっという間にできたら
その意義は大きいはずなのですが、

真の根本の問題を治すわけではないけども、それでいい、それがいいと思う

当院の施術において、
私は根本を治すことはありません。

というか、根本を治すことは
神様でもできないと思っています。

しかし、一般的な「原因」といわれるものから
いっぽ踏み込んで
ある程度のところまでは根本を
認識することはそう難しいことではありません。

その根本に近い問題を
認識してもらうだけでも、
ご自身の心身のコントロールに有効なので
記憶の片隅に置いておくことで
役にたつことがあります。

過去に当院を利用したかたで、
それを備えたかたは、
いわゆる「コツ」を知ったことで
結構心身の使い方が上手になっていると感じます。

たまにまた、来院しても
以前のような深刻な状態にはならないし、
不調を抱えて再来されても
回復はとても早いケースばかりです。

真の根本的原因を、追求するのは
その必要性がある場合のみですが、
それを解決することでよくなるというより
その手前の部分でのコントロールの仕方を
知るだけでいいのだとも思います。

真の根本の原因は解決できないものであり
解決できなくても、
それをうまくコントロールすることで
健康を保つ、不調を無くすことに
なるからです。　

もしかすると
神様でも治せないそれを治せるのは、
当然私ではないし、
その人本人しかいないのではないかと思う。
だから、当院でやることは、
そのサポート、お手伝いなのだと思う。

では、
真の根本の原因とはなにか、、、

そんな話を施術しながらすると
時間があっという間に過ぎてしまう。

根本からという言葉がもつ深さを理解していないところほど「根本から治します」という。

木を抜いたことがありますか？
地下に伸びた根は地表から見ても
どこまであるのかわかりません。

太さが１０センチくらいの木でも
とてつもない労力がかかります。

よく「あなたの不調を根本から治します。」という
言葉を掲げる施術院があります。
そこで言う「根本」は何なのでしょう。

普通、木で言えば根っこが根本です。
根は地面を掘り下げていって見えてきますが
その根は深く深く奥に進んでいってます。
根の全体を見るとすれば
相当の時間、労力がいります。

「身体のゆがみ」「骨盤のゆがみ」
「首の骨のずれ」とかを根本の原因だというのであれば
あまりにも浅はかな考えだと私は思います。

これらを根本というならば
幹を見て、それを根本と言っているようなものです。
なぜ、身体がゆがむのか、
この「なぜ」は地下の根である場合は
それを掘り下げることは相当の苦労を伴うと
思うのです。

「根本から治します」という言葉は
キャッチコピーとして使うのはいいけど
その言葉に責任をもってほしい。