日本ユーラシア協会広島支部ニュース 2013年3月26日
【県連理事会】2013年4月3日10時 広島市留学生会館で開かれます。
【ロシア少年少女舞踊団“ルスキエ・ザバヴィ”と呉支部との交流会】
日本ユーラシア協会呉支部会員とその仲間が総掛かりで多彩な交流!
3月17日(日)は、ロシア・トムスクからの民族舞踊団「ルスキエ・ザバヴィ」と交流した。
ロシア人ゲストは舞踊団とセルゲイさん、アンドレイさん、アンドレイさんのお母さんナタリアさんを含め総勢22人、彼らと交流する日本人ボランティアの参加は、朝から夜までの長丁場なので①9時45分から、②13時30分から、③17時45分からの3つの体制を敷いた。
午前10時、桝井さん運転、トムスクの子ども達17人、団長のオリガさん、アンドレイさん、ナタリアさん、カメラマンの神崎さん、五藤さん、佐々木さん、藤井さんを載せた29人乗りのマイクロバスが出発。ウラジミルさんとセルゲイさん、斉藤さんが別の車で追った。
大空山青年の家から灰ヶ峰頂上までの登山道では、ロシアの客人達は興味津々であった。トムスク地方に山はなく高い山に登ること自体が初めてであった。マイクロバスは狭い山道をくねくね曲がりながら登った。細い道路を巧みな運転で登ると、ロシア人ゲストから感嘆の声と大きな拍手が起こった。 生憎靄がかかっていて、頂上(標高737m)からの見晴らしはあまりよくなかったが数十枚記念撮影をした。神崎さんは「リビャータ、パイジョム」などとロシア語と英語で明るく皆をもり立てながらシャッターを切った。灰ヶ峰頂上から蒲刈島へ向かう下山道、バスの中では、ロシア人ゲスト達は子どもも大人も「カリンか」や「カチューシャ」などを次々に歌うので、私達日本人も歌いましょうと「幸せなら手を叩こう」、「ふるさと」などを歌い、歌の交流で盛り上がった。
上蒲刈島「であいの館」で休憩と記念撮影した。お土産物の店の中で、トムスクの子ども達と大人達はアイスクリームを食べながら休憩した。 その後、バスは広から阿賀南を経由し音戸の瀬戸公園を通って大和ミュージアム前広場へ着いた。14時、午後から参加者と合流し記念撮影、その後ユメタウンで食事、レクレ・ユメタウンで買い物、再び桝井さん運転のマイクロバスで17時青年の家へ帰った。
一方青年の家では、岡本バンドのメンバーが12時に楽器などを搬入後セットアップ、リハーサルを繰り返し、18時からのギターバンド演奏会に備えた。16時からは日ユ協会の斉藤さん、佐々木さん、藤井さんが「さよならパーティー」で歌う「さくら」の練習をした。
この間、13時から榎木さん宅のキッチンで女性3人が、「さよならパーティー」参加者全員分の豚汁とデザートを調理した。そして迎えた18時から19時までの「さよならパーティー」第1部は集会室で、夕食を準備している3人以外、全員がギターバンドに酔いしれた。
19時から22時30分までの夕食「さよならパーティー」第2部は食堂で、是恒さん、榎木さん、藤井さんが手作り豚汁を振る舞った。ごぼう、こんにゃく、里芋、さつまいも、椎茸、厚揚げ、味噌、具材はすべて客人達が初めて口にするものばかりなので、実物を見せながら話した。デザートのイチゴとはるみも豚汁同様大好評だった。子ども達の代表も今日1日の感想を述べた。その中の1つが「くねくねした山道をバスで上ってのは初めての体験で驚きの連続であった」というものであった。最後に「さくら」を日本語とロシア語で全員合唱して会を終了した。
その後、斉藤さんが筆で名前を書いてくれる時には、ロシア人ゲストの大人も子どもも絵はがきを持って列を作っていた。みんな自分のカタカナの名前を見て大喜びしていた。
交流がこんなに楽しくおもしろくなるとは夢にも思わなかった。[日本ユーラシア協会呉支部 藤井孝志]
[広島公演滞在日程]
・3/11(月)広島空港到着・3/12(火)広島大学訪問・交流(13:30 西条キャンパス)・3/13(水) 東広島志和中学校訪問 東広島公演(18:00~東広島市生涯学習センター)・3/14(木) ANTと交流 昼食交流会(14:00~レストランイルベントIlvento)広島公演(18:00~広島県民文化センター)・3/15(金)平和学習(ANT Hiroshima)北広島公演(16:45~広島北ホテル)・3/16(土) 三原講演(13:30~ 本郷生涯学習センター)・3/17(日) 呉市内でリクレーション・3/18(月)広島空港より帰国
[写真は«Валенки»の一場面と三原公演終了後]Женский танец, состоящий из двух частей - быстрой и лирической. Танец посвящен сибирской зиме, основан на сибирском танцевальном фольклоре. Девушка танцует в валенках, но понимает, что в них танцевать неудобно, снимает их, а в туфлях гулять на улице и танцевать холодно (ведь на дворе - зима), поэтому в финале снова надевает валенки.«Валенки» “Valenki”“ヴァレニキ”低速部と高速部の2部から成る女性ソロダンスです。長く厳しいシベリアの冬を表現します。女の子は冒頭で、膝高の冬用ブーツ”ヴァレニキ (ロシアのフェルト製の靴)”を履いて踊りますが、ブーツを履いて踊るのは非常に不便であると思い、中盤で普通の靴に履き替えます。しかし冬にこの靴で路上を歩くには寒く、女の子は風邪をひいてしまい、終盤で再びブーツを身に付けます。
[お礼]ロシア少年少女舞踊団“ルスキエ・ザバヴィ”公演は皆様の暖かいご支援の中で終了しました。今後の友好交流の一歩となることを願いつつ、あらためて皆様方に感謝申し上げます。
【トムスク教育大学ロシア語春季研修】広島大学(5名)、お茶の水大学学生に加え、帯広、広島支部(3名)の参加、2月27日~3月20日の日程で実施されました。藤田誠さん、岩木樹里さん、二上真衣さんご苦労様でした。(速報)
【ロシアのお菓子プリャーニクПряникがお菓子博に出品(展示・販売)されます。】
第26回全国菓子大博覧会・広島(4月19日金曜日~5月12日日曜日)に広島市との姉妹都市提携都市にちなんだお菓子が出品されます。ロシア・ボルゴグラードについては、プリャーニクが予定されています。
4月13日17時~17時30分 RCCテレビ Eタウンもご覧ください。
[写真は2月16日エトワールでの試作風景。]
[参考資料:広島経済レポート2013年2月28日号]そごう広島店、菓子博へ姉妹都市にちなむ菓子を商品化:4月19日開幕するひろしま菓子博のパビリオン「広島と世界のお菓子バザール」の受託運営が決まったそごう広島店は、広島市と姉妹都市提携を結ぶカナダのモントリオールやドイツのハノーバーにちなんだ、焼き菓子の商品化をメーカーと共同で進めている。菓子博のための新製品だが、閉幕後も地元菓子として定番化させていく狙い。(以上抜粋)
【ロシア語能力検定が実施されます。】
受検申し込みは、要項(広島支部にもあります。)またはHPをご確認の上行ってください。
[61回検定]
4級・3級 2013年5月26日日曜日 内容等詳しくはHPを参照。
会場:広島市まちづくり市民交流プラザ(広島市中区袋町6番36号) 会議室B(南棟3階)
【スティーブン・リーパーさんご退任にあたって(3月14日)】
日本ユーラシア協会広島支部 黒川冨秋
公益財団法人広島平和文化センター理事長スティ-ブン・リーパーさんのご退任にあたり、日本ユーラシア協会広島支部一同を代表し、メッセージをお送りします。スティーブン・リーパー理事長の任期中の様々な活動に対し、改めて敬意を表します。私たち日本ユーラシア協会広島支部も「国際交流・協力の日」やボルゴグラードの日の開催の形で関わらせていただいたことに感謝しています。2013年11月におこなった「ロシア連邦少年少女招聘・友好交流事業」に際しての助成とその報告会で「日ロ」友好交流の取り組みに激励のお言葉いただき、また、日本ユーラシア協会広島県連とともにおこなった原水爆禁止の国際署名の取り組みでは、ご協力によりロシア国内15都市で広めることが出来ました。個人的には、2011年3月11日夕刻に行われた、ひろしま・チェコ友好協会の講演会での理事長のコメントが特に印象に残っています。その中で、「原子力・核エネルギーの利用には軍事利用も平和・商業利用も区別はつかないものだ」とのお話しは、当日の東日本大震災の発生とそれに続く福島第一原子力発電所事故の展開と重なっています。私たちは先日3月11日より18日まで、ロシア・トムスク市よりロシア少年少女舞踊団 “ルスキエ・ザバヴィ”を広島県内に招き公演や交流を行っています。本日は、ちょうどこの広島市公演を開催しているため、本日のリーパー理事長歓送会に欠席することをお詫びするとともに、本日の歓送会のご盛会と、スティ-ブン・リーパーさんと皆様の今後のご活躍とご健勝をお祈りして、メッセージといたします。
【問題提起:「日ロ領土問題解決・平和条約締結促進を目指して 事態打開の方途をさぐる」】
[日ユ協会常任理事・京都府連会長長砂實さんより提案。(第8回)]次号に。