日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

ハバロフスク旅行に参加しての感想

2015-08-21 16:22:01 | 日記
「第17回大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅」に参加して
ー交流の七つ道具とダーチャー

日本ユーラシア協会呉支部のSさんは、海外旅行する時には折り紙と筆ペンを欠かさない。飛行機など乗り物の中で退屈している子供がいれば、バッグからさっと折り紙を取り出してその子に鶴を折ってあげる。言葉が通じなくても素晴らしい国際交流だ。旅先の交流できるいたるところで、”What’s your name?”,”Как тебя зобут?” ,などと語りかけて子供たちの名前を筆ペンで書いてあげると、子供たちだけでなく大人も大喜び。Sさんは「折り紙と筆ペンは国際交流七つ道具です」と話す。

筆者は「第17回大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅」に折り紙を1袋持参した。往路飛行機の中で隣席になったJさんに”フジモトキューブを披露すると,彼女はパタパタの鶴を速く上手に折るコツを教えてくれた。機中は日本人同士の折り紙交流で楽しく過ごした。

折り紙交流が最も忙しくなったのは、雨天のオケアンキャンプでの小ホールの中、たくさんの子供たちが「教えて、折って」と1つのテーブルに押し寄せる。一方、神奈川県協会のSさんは書道道具一式を持参され、筆ペン数倍の迫力。何重にも取り囲んだ子供たちに囲まれて、達筆をふるう彼の姿は見えない。

ダーチャ交流は、折り紙や筆ペンはなかったが、ロシアもてなしの3大要素”御馳走する”、”歌う”、”愛す”、どんな有名レストランでも食べられないような、驚くほど美味しくヘルシーな御馳走が食べきれないほど。そして、トマトの収穫、お話、バーニャ、歌、散策、写真を出しての交流だ。ダーチャ最後の夜には、リュドミラさんとヴァロージャさんがお互いの顔を見つめながら歌ってくれた。筆者にはロシア語はよく分からないが、何とも哀愁を帯びた響きで、これが実に良かった。それに歌っているときの、この上もなく優しく慈愛に満ちた表情がいい。暗くなりかけた夕刻の東屋、まるでメルヘンの世界に迷い込んだような錯覚を覚えた。

この旅行は、ヤンキナさんのドムラ、比嘉さんのサンシンなどプロの音楽家の演奏や歌にも恵まれ、とても印象深いものになった。筆者は折り紙、筆ペンなどの国際交流の七つ道具に加えて、歌集、写真、日本のダーチャで作った何かを加えれば更におもしろくなると思った。
(呉支部 F)
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