千はやぶる唐紅　神代も　に水くゝる　きかず　　と　　　は　龍田川 伊勢物語　百六段む...

翁草 ○惟喬親王の墓 一、洛北大原野邉に陵（ミサゝギ）と云傳へし所あり。孰（イズレ）の陵と...

伊勢物語　四十五段 むかし男ありけり。人のむすめのかしづく、いかでこの男にものいはむと思ひけり。うちいでむことかたくやありけむ、もの病みになりて、死ぬべき時に、「かくこそ思ひし...

三十四 言へばえに言はねば胸に騒がれて心一つに歎く比かな 在原業平いえばえにいわねばむね...

二十三 筒井つの井筒にかけしまろが丈過ぎにけらしな妹見ざる間に 男つつゐつのゐづつにかけしまろがたけすぎにけらしないもみざるまに 二十三 比べこし振り分け髪も肩過ぎぬ君ならず...

十五　信夫山忍びて通ふ道もがな人の心の奥もみるべく　在原業平しのぶやましのびてかようみ...

段　歌　作者　撰集、家集、他 一　春日野の若紫の摺り衣しのぶの乱れ限り知られず　在原...

伊勢物語第八十二段 （続き） 野よりいできたり。このさけをのみてむと てよき所をもとめゆ...

もとにおりゐて枝をおりてかざしにさ□ てかみなかしもみな哥よみけり。うまの かみなりける...

伊勢物語第八十二段 昔これたかのみこと申すみこおはしまし けり。山ざきのあなたにみなせといふ所に 宮ありけり。としごとのさくらの花ざかり にはその宮へなむおはしましける。その時...