「中将、いかで我と、知られ聞こえじと思ひて、物も言はず。ただいみじう怒るれる気色に、もてなして、太刀を引き抜けば、女、「あが君。あが君」と向かひて、手を擦るに、ほどほど笑ひぬべ...

　　　　　　ひさかたのあめには   みしま江　　　　　きぬをあや　　　 　　　の　　　　　　　　しくも 　たまえの 　　　あしをしめし　...

京都丸太町通　平安京創生館   このましうわかやぎてもてなしたるうはべこそ、さ てもありけれ。五十七八の人の、うちとけて物思 ひけるけはひ...

伝西行筆　源氏物語夕顔歌色紙コレクション   のことどもやおりたちてみだるゝ人は、むべおこが ましきこともおほからんと、いとゞ...

ひさご 　　　　城下 　　　　　　　　　　　　　　野径 鉄炮の遠音に曇る如月哉 砂の小麦の痩てはら...

源氏物語夕霧　筆者不明断簡コレクション   るべきかぎりとゝのひて、なにごともあらまほしく、 たらひてぞものし給ける。この御中ど...

絵入横本源氏物語　紅葉賀 はじめに １　源氏物語小本　寛文版を、１記事3ページ、先ず現代ひらがなに直した。 ...

いはねふみかさなるやまはなけれども あはぬひかずをこひわたるかな たのめつゝこぬ夜あまたになりぬれば またじとおもふぞまつにまされる　　　　　　　　うごきてえらくもりなる...

ひさご   　　　　雜 　　　　　　　　　　　　　　乙州 亀の甲烹らるゝ時は鳴もせす 唯牛糞に風のふく音　　　　　　珎碩 百姓の木綿仕まへは冬のきて　　里東 ...

京都丸太町通　平安京創生館   源氏十九才宰相中将正三位也　紫震殿也きさらぎのはつかあまり、なんでんの桜のえん　　　　藤つほせさせ給。きさきと...