JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

リアブレーキシュー交換

2010-05-04 23:13:00 | バイク
 ディグリーの構造上の問題か、ただ付いているだけの感があるリアブレーキもその向上を期待してシューを交換しました。
 今まで発進直後の鳴きが常にあり、踏み込んでも効いた感触がないままさらに踏み込むとロックするだけの代物だったので効き幅がいくらかでも広がればとの想いからです。

 選んだパーツはべスラーの製品で、特に評価云々よりも選択肢がほぼ無い状況での購入でした。


 20年近くたった今でも交換部品があることに感謝しつつ作業に取り掛かります。

①ジャッキアップして後輪を浮かせる。
②ブレーキロッドのエンドナットを緩めてはずす。
③チェーンのテンションアジャスターを緩める。
④アクスルシャフトのナットを緩めて前方に押しチェーンをはずす。
⑤シャフトを抜きホイールを後方に抜き取る。
⑥ブレーキアッセンをホイルからはずす。

こんな状態でまだまだシューの厚みは十分です。

画像の上の部分にある黒い●が支点で下方向にある金色?の板が回転して押し広げることによりシューをドラムに押し当てるという至ってシンプルな構造です。

⑦ばねに過剰な力を加えないように気をつけながら(再使用するため)シューを手前に折りたたむ感じではずす。
⑧ダストを掃除し可動部に薄くグリスを塗ってはずした逆の要領で組み込む。

 テスト走行の結果は初期の鳴きも無くタイヤロックまでの幅が広がった感じでした。

 今回はパッドとシューを交換しましたが、Fパッドはキャリパーメーカーと同じNISSIN製でRシューにはHnのマークが入っていたので新車からは初めての交換と思われます。
 どちらもまだ厚みは十分にありましたが、20年間の品質劣化を考慮し新製品の性能向上に期待して交換となりました。

〔重要〕
 ここまで経験則により書き連ねましたが、ブレーキは命にかかわる重要な機能です。少しでも不安がある場合はプロの整備士に依頼するべきだと思います。

XLディグリーブレーキ液交換

2010-05-04 22:50:00 | バイク
 フロントブレーキのパッドを換えたついでに色づいてきたブレーキ液を交換しました。
 時がたてばなぜ劣化するのか理由はわかりませんが、一応消耗品らしいので少しでもブレーキタッチが良くなればとストック品を活用しました。

 マスターカップを開けるとそこにはかなり変色した液体が・・・。


 カップの液はスポイドで吸い取り、ブレーキホースとキャリパー内の廃液には金魚のブクブクホース(少し小さすぎ)とペットボトルを活用して挑みました。




 新しい液をカップに注ぎ足し、「レバーを握ってドレンを緩めてまた締めて」を繰り返しブクブクホースの色が透明になったところで終了。

 心なしかカチッとした握り具合になったような?もしかしたら見てないところでエアーが抜けたのかも。

ブレーキパッド交換

2010-05-04 17:23:00 | バイク
 注文時に「5月7日発送予定」と連絡があったディグリーのブレーキパッドとシューが昨日の夕方に届きました。連休中には交換作業が出来ないと思っていたところだったのでありがたい限りです。
 先日、SDKのFJR1300と鞍掛峠を越したときにブレーキの甘さを感じたのでパッドとシューを交換してみようと発注していたものです。

 XLディグリーのブレーキはフロントが片押しの2ポッドディスクで、リアは機械式ドラムといういたってシンプルな構造で、ディグリーが我が家にやってきた時に前後ともオーバーホールを経験しているので特に問題なく作業が進みました。

 まずはフロントブレーキのパッド交換から。
 今回使用するパッドは、「RK メガアロイX」という製品で純正品より効きが良くコントロール性も高いとの評価からこれに決めました。



①ジャッキアップ
 サイドスタンドでも出来ますが、斜めになっての作業が続くので水平に。


②パッドピン緩め
 キャリパーアッセンの最下部にあるめくらネジをはずすと、六角ネジ(♀)が見えるので六角レンチで緩めておく(緩めるだけで抜かない)。キャリパー本体を外してからだと力を入れにくく作業性が悪いです。


③キャリパー取り外し
 ボルトを緩めフォークからキャリパーを外します。ディスクに平行にこじないように注意。古いパッドがついた状態です。まだまだ厚みは十分残っています。


④パッド外し&装着
 緩めておいたパッドピンを抜く前に、古いパッド同士の隙間にマイナスドライバーを差込みピストンを押し下げておきます。新しいパッドに代えると隙間が狭くなりディスクに入らないことがあるためです。
 パッドピンを抜くとパッドが自然に外れてくるので、逆の要領で新しいパッドを装着します。ついでにパッドピンとピストンに薄くグリスを塗っておきます。塗りすぎると熱で溶け出してブレーキが全く効かなくなるので要注意です。高温に耐えるグリスをチョイスすることが重要です。

⑤キャリパー固定
 キャリパーをフォークにボルト締めしますが、ここでもボルトに薄くグリスを塗っておきます。今後のメンテを考えアルミとの固着を防ぐ効果があります。

⑥ブレーキ液の送り込み
 押し下げたピストンを出してパッドとディスクの間隙を適当な状態にするためブレーキレバーをポンピングし握り代が出来るまで続けます。この作業をしないまま試乗するとレバーを握っても全くブレーキが効かないので要注意。

 <続く>