以前から気になっていた南鈴鹿の四方草山(しおそやま 667.4m)へ登ってきました。
四方草山は標高も低く登山口から2時間余り進まねばならないため、数ある鈴鹿の山の中で最もマイナーな山かもしれません。
登るには鈴鹿峠から三子山を経るルートと、安楽峠から霧ヶ岳を経るルートがあり、他には坂下側の林道から急登するルートがあるようです。IFLは鈴鹿山系県境尾根の縦走を目標にしているので、安楽峠から尾根道に取りつき南下するルートを選択しました。
安楽峠に愛馬(ディグリー)を止め登山口から登り始めたやさき、朝露に濡れた蜘蛛の巣が顔中にくっついてきました。ということは・・・峠には他に車が3台止まっていたのですが全員が北方へ向かったようです。
ストックで前方の蜘蛛の巣を振り払いながら歩を進めていくと、今年初めて聞く春ゼミの声が聞こえてきました。茂みの明るいところは露も落ちて歩きやすくなってきたところ、前方の陽のあたる所にヘビが横たわっています。こちらの気配には気づいてないらしく、小枝を投げつけても動きません。仕方なく太めの枝を投げたところやっと気づいたのですが、動きが緩慢でなかなか立ち去りません。どうも日光浴をしながら眠ってしまっていたのでしょう。
2つの小さなピークを過ぎて急な下りとなったところで、落ち葉とぬかるみに足を取られて尻餅をついてしまいました。しばらく下った鞍部で写真を撮ろうとベルトにぶらさげていたカメラを見るとケースごとありません。多分尻餅をついたときだと思い、たったいま慎重に下ってきた悪路を登り返す羽目になりました。幸いにも尻餅の痕跡が大きかったため、迷うことなくカメラを探し出すことができやれやれです。

東側が大きく崩れ落ちたキレットを慎重に登り切ったところで東方の展望が開けていることに気づき、ここからは新名神や棚田百選の坂本棚田が遠望できました。
思いのほかの悪路とアップダウンが連続するため、キレットを過ぎ錐山(590m)のピークを経て霧ヶ岳(640m)にたどり着く頃には既に登山口から2時間を要していました。ここでしっかり休憩をとってこの先の悪路に備えます。
ところが、ここから四方草山山頂まで30分余りであっけなく到着してしまい、ちょうど良い時間となったので昼食タイムとしました。尾根道の広場程度しかない狭い山頂でしたが、IFLが独り占めのためゆっくりさせてもらいました。前方に横たわる明星ヶ岳も圧巻でしたよ。


山頂から先はしっかりとした尾根道で、山頂からすぐに左への分岐がありました。赤や黄色のテープがたくさん巻かれていたのですが、持参の地図では直進となっているのでそのまま進むこととこととしました。実はこれが大きな間違いで、このあと1時間余りものあいだ猟師道やけもの道を右往左往することとなってしまい、仕方なく尾根道にあった左への分岐点まで戻るはめになってしまいました。
分岐点を少し下りると三子山へ続く巻き道が続いていることから、どうも直線ルートにあるキレットが崩落したため新たなルートができていたようです。
ここからは順調に三子山北峰、Ⅱ峰、南峰を越え、東海自然歩道を笹路へ下り山女原を経て安楽峠へ戻りました。
これで南部県境尾根の縦走は旧伊賀町から安楽峠までほぼ繋がり、あとは坂下峠と那須が原山の間を残すのみとなりました。
安楽峠(120分)霧ヶ岳(35分)四方草山(60分)三子山北峰(50分)自然歩道分岐(100分)安楽峠
四方草山は標高も低く登山口から2時間余り進まねばならないため、数ある鈴鹿の山の中で最もマイナーな山かもしれません。
登るには鈴鹿峠から三子山を経るルートと、安楽峠から霧ヶ岳を経るルートがあり、他には坂下側の林道から急登するルートがあるようです。IFLは鈴鹿山系県境尾根の縦走を目標にしているので、安楽峠から尾根道に取りつき南下するルートを選択しました。
安楽峠に愛馬(ディグリー)を止め登山口から登り始めたやさき、朝露に濡れた蜘蛛の巣が顔中にくっついてきました。ということは・・・峠には他に車が3台止まっていたのですが全員が北方へ向かったようです。
ストックで前方の蜘蛛の巣を振り払いながら歩を進めていくと、今年初めて聞く春ゼミの声が聞こえてきました。茂みの明るいところは露も落ちて歩きやすくなってきたところ、前方の陽のあたる所にヘビが横たわっています。こちらの気配には気づいてないらしく、小枝を投げつけても動きません。仕方なく太めの枝を投げたところやっと気づいたのですが、動きが緩慢でなかなか立ち去りません。どうも日光浴をしながら眠ってしまっていたのでしょう。
2つの小さなピークを過ぎて急な下りとなったところで、落ち葉とぬかるみに足を取られて尻餅をついてしまいました。しばらく下った鞍部で写真を撮ろうとベルトにぶらさげていたカメラを見るとケースごとありません。多分尻餅をついたときだと思い、たったいま慎重に下ってきた悪路を登り返す羽目になりました。幸いにも尻餅の痕跡が大きかったため、迷うことなくカメラを探し出すことができやれやれです。

東側が大きく崩れ落ちたキレットを慎重に登り切ったところで東方の展望が開けていることに気づき、ここからは新名神や棚田百選の坂本棚田が遠望できました。
思いのほかの悪路とアップダウンが連続するため、キレットを過ぎ錐山(590m)のピークを経て霧ヶ岳(640m)にたどり着く頃には既に登山口から2時間を要していました。ここでしっかり休憩をとってこの先の悪路に備えます。
ところが、ここから四方草山山頂まで30分余りであっけなく到着してしまい、ちょうど良い時間となったので昼食タイムとしました。尾根道の広場程度しかない狭い山頂でしたが、IFLが独り占めのためゆっくりさせてもらいました。前方に横たわる明星ヶ岳も圧巻でしたよ。


山頂から先はしっかりとした尾根道で、山頂からすぐに左への分岐がありました。赤や黄色のテープがたくさん巻かれていたのですが、持参の地図では直進となっているのでそのまま進むこととこととしました。実はこれが大きな間違いで、このあと1時間余りものあいだ猟師道やけもの道を右往左往することとなってしまい、仕方なく尾根道にあった左への分岐点まで戻るはめになってしまいました。
分岐点を少し下りると三子山へ続く巻き道が続いていることから、どうも直線ルートにあるキレットが崩落したため新たなルートができていたようです。
ここからは順調に三子山北峰、Ⅱ峰、南峰を越え、東海自然歩道を笹路へ下り山女原を経て安楽峠へ戻りました。
これで南部県境尾根の縦走は旧伊賀町から安楽峠までほぼ繋がり、あとは坂下峠と那須が原山の間を残すのみとなりました。
安楽峠(120分)霧ヶ岳(35分)四方草山(60分)三子山北峰(50分)自然歩道分岐(100分)安楽峠