壮絶と書いていますが、問題はリストラされる本人達の資質なのです。
再就職でそこが鍵なのです。
また、独自して自営でもそれまでの態度だと通用しませんから、上手く人間関係を築けるような勉強はしないといけません。
むしろ、設計子会社でも作って海外からの依頼でその設計、試験、コストダウン、品質改善、環境対応などした方が役に立つのにと思っています。
それで製造部門を試作や工程改善、生産技術の向上も売りすればまだやっていける人もいるのかと思われます。
誤解しているのは収益が悪化しているのは売れないのもそうですが、それ以上に市場にマッチングの良くない商品群やサービスなのです。
何故、独自路線の発掘に力を入れないのかが問われます。
それと既に福祉とかへの水平展開さえもされていますのでなかなか難しい話になりますよね。
リストラよりも本業の立て直しでしかも収益性の高い事業の創出と言うハードルの高さと言うか、既に棒高跳びのような高さまで飛ばないと安定しないのですよ。
以前三洋にいた頃だと電池とか、太陽電池とか、大型液晶モニターなど社会的なニーズ見えたし、それも競争と言う現実と向き合っていました。
それが今のパナソニックを見るとこれと言う事業の柱が見つからない儘、苦戦が続いてせっかくのコロナ後を見据えた景気回復もなかなか波に乗れません。
これまでの量が多い業務ではなく、専門性の高い、技術力の高い仕事をしないと他社のようにはいかないのは分かっていると思うのです。
特に再エネの提案事業とか、エネルギーシステムの提案事業、それに商品販売への自動化などでセールス出来るような布陣でないと仕事は増えないのかと思われます。
何しろ、バブル期の人員だと指示された仕事をすれば利益が出た訳ですし、まだ若かったからそれほど負荷にならなかったのでしょう。
しかし、それなりの年収ですから、利益を出せないといけませんと言うか、たぶんそう言う評価され、コストダウンや合理化、それに収益性を指示されているのかと想像が容易です。
問題なのは中間管理職にしてもなかなか収益性を無理に強いるのはしたくなくてもしないといけないくらい自分でも収益を確保する手段が少ないのです。
市場が厳しいのです。
あれこれ書きましたが、現実的に大きな単位で纏まる事に既に限界なのかと言うのも有るのでしょうね。
個々に儲かる事業は確保してそれ以外はパナソニックの外へと出さないと大所帯で更にコマーシャルもこれまで同様の売り方です。
単独ですら6万人規模で、普通に考えたら多いのでしょう。
リストラも減らす方法ですが、収益性の低い部門を切り離さないとなかなか収益の向上は望めません。
これまでもやってはいるのですが、それで改善しない点が経営者の能力の問題なのかと判断せざるを得ないのが株主の辛いところです。