みなさん、こんにちは!
今回はゆっくり(といいつつ最近ペースが速くなってきた)ハリーポッター第10弾、
HARRY POTTER and Philospher's Stone by L.K.ROWLINGより
使える with と without が入った表現をご紹介します♪
この表現があるのは前回ご紹介したoneを使って説明されていたダーズリー家の
部屋の一つ、ダドリーの物置部屋になっていた部屋に、これまで過ごしていた
階段下の物置から移動するように言われたハリーが、
荷物の移動を終えてその部屋のベッドに転がって考え事をしているシーンより~
Harry sighed and stretched out on the bed. Yesterday he'd have given anything to be up here. Today he'd rather be back in his cupboard with that letter than up here without it.
☆今回のオススメ☆
with は 「~と(一緒に)」という訳が一番有名だと思いますが、
そこから、「~がある状態(状況)」「~を持っている状態(状況)」を表す単語です。
withoutは「~なしで」という意味を持っていて
そこから、「~がない状態(状況)」「~を持っていない状態(状況)」を表します。
この文章があった前のシーンで、自分宛てに初めて届いた手紙を、
おじさんにどうしても見せてもらえず、
その手紙に何が書かれているのかがとても気になっているハリー、
これまで、ちゃんとした部屋で暮らすことができるなら何を差し出しても構わないとまで思っていたけれど、
その手紙をもらえずにちゃんとした部屋に移動できても何も嬉しくない!前と同じ場所に戻って
その手紙がもらえるなら物置で暮らすほうがよっぽどいい!というようなこと思いながら
ため息をついて、ベッドの上で体を伸ばして横たわっているハリーの様子が書かれていますね。
※訳は私のイメージです。
面白い表現が入っているので他の所も、少し見てみます♪
Yesterday he'd have given anything to be up here.
この「昨日」は昨日一日だけのことだけじゃなくて【昨日までは】と表現されている気がします。
he'd の 【'd】 の 【'】は『何かが省略されていますよ』のサインです。
基本的に、このように記されている時には省略されている単語は
would かhad ですが、
ここでは後ろがhaveと原形になっているところから would が省略されていることが分かります。
☆would の後には動詞の原形が続きます☆
☆hadの後ろには動詞の過去分詞形が続きます☆
give anything は【何でも与える】という意味ですので、
私は文脈から「何でも差し出す」と言っているのかな?と思いました。
続いてこの文章、
Today he'd rather be back in his cupbord with that letter than up here without it.
出だしのTodayが先ほど考察した文章のYesterdayの対比になっていていいですね(^-^)
普通に訳すと「今日は」となりますが文脈で考えると今日一日の話ではなく【今は】と言っている気がします。
he'd の【‘d】の正体ですが、この場合は後ろにratherという語とセットになって、
would rather +原形動詞 「むしろ~したい」という表現の型ですので、
wouldが隠れています。
be back のback も なかなか使える単語です。
be in his cupboard だと 「物置にいる」
ここにbackがついて
be back in his cupboard となると
「物置に戻る」という表現になります。
ターミネーターの有名なセリフ
I'll be back. も「戻ってくる」という表現ですね!
少し活用させてみると、
I will be in the park.
(公園にいます)
I will be back in the park.
(公園に戻ります)
Put it on the table.
(テーブルにそれを置いてください)
Put it back on the table.
(テーブルにそれを戻して下さい)
Take the book to the library.
(図書館に本を持って行く)
Take the book back to the library.
(図書館に本を戻しに行く)
などなど、戻す、戻るニュアンスで沢山使えます。
本題のwith / without に戻ります。
with は持っている状態、ある状態、いる状態、を表します。
こちらも活用してみます。
a room with an ocean view
(海の見える部屋)
a man with a good car
(いい車を持った男の人)
people with good jobs
(いい仕事[稼ぎがいい仕事]を持っている人々)
withoutは、withとは逆に『ないこと』を表しますので
people without jobsとすると
「仕事がない(仕事を持っていない)人々」という意味になります。
withoutを使って、
She was late so we had to start without her.
(彼女は遅れたので私たちは彼女なしで(彼女が到着する前に)始めなければならなかった)
などなど、色々使えます♪
まだまだ伝えたいことがありますが、長くなってきましたので
今回はこの辺で(^-^)