ワイとは俺って意味じゃなくて、ここで言ってるのは挨拶のワイのことだ。
日本人がホトケサマを拝む時に両手を合わせるが、タイではそれが日常の挨拶で行われている。
旅行で来たことある人でも接客業のタイ人に拝まれたことがあるだろう。
日本人の俺からすれば、こんな面倒くさい挨拶の仕方は無い。
日本なら頭を下げれば済むことが、わざわざ両手を合わせなければならないのだ。
両手が空いていれば問題ないが片方が塞がっている時など、非常に面倒くさい。
しかし、タイではワイをされたらワイを返すのが常識らしい。
確かにタイ人を見ているとワイをされた側は必ずワイを返している。
実は俺はここ最近までワイをされてもワイを返すことは一切していなかった。
俺は外人だ～ってこともあったが、こんなアホな面倒くさい習慣真似してられるか！ってのが一番の理由だった。
しかし過去を振り返り、面接に来てワイをしない者は相当な無礼者であるということを学習した。
俺が外国人だから俺に対してワイをしなくても無礼ではないという考え方も分からなくも無いが
タイで働いていて、タイ語を話す人間に対してワイをしないのは問題がある。
俺も絶対にワイをしなかったくらいだから、面接に来てワイをしなくても何とも思っていなかったが
そういう人間を採用して一緒に仕事をすると、やはり常識の無い人間である場合が殆んどだ。
つづく