最初に書いておくが、この話に出てくるメイマッサージは現在バンコクで営業中のメイマッサージとは全く関係ない・・・と思う。
タイトルの刺客(暗殺者)という言葉もこの場合に使うのは適当ではない(意味違い)ということも分かっているよ・・・日本語怪しいヤツと思われたくないので念のために書いておく。
2004年某日・・・・
1人の若いタイ人女性がマッサージ師の面接に来た。
名前を思い出せないがAさんってことにしておこう。
合格圏内だったので採用した。
Aさんはラーン・メイ(メイマッサージ)で働いていたと言っていた。
翌日から日本式マッサージの研修を開始した。
研修を終えてAさんは働き始めた。
俺の店では入店してから1ヶ月以内に指名がない場合は本採用しない(解雇する)という決まりがあった。
面接の時点で厳選していることもあり、これまで解雇となったスタッフは居なかった。
しかし、Aさんは3週間ほど経っても指名が付かなかった。
そんな時、初老の日本人男性が来店した。
初めて来店したその男性はAさんを指名した。
???
この時、物凄い違和感を覚えた。
施術を終えたAさんに、あの日本人男性は誰かと尋ねると「前の店のお客さん」と答えた。
上手なマッサージ師なら店を変わってもお客が着いて来ることはある。
ん~・・・こう言ってはなんだが、Aさんは特別上手とは言えないし、、、、、
1ヶ月以内に指名が付かなかったら解雇されるから、知り合いの日本人に頼んだのかな・・・と、
その時はその程度に思っていた。
それから更に1ヶ月経ったある日突然・・・・・・
「シャチョー!前の店(ラーン・メイ)が戻って来いって言ってるのでAは辞めます。」・・・と言ってきた。
???
その時、ピンと来た。
メイマッサージで日本式マッサージを始めるためにAさんを送り込み技術を習得させて再び呼び寄せる・・・ってことだろう。
いや~参りました。
あの時の日本人はメイマッサージの関係者なのだろう。
メイマッサージという名前からタイ人経営なのだろうが、恐らくあの日本人が出資しているのだろうな。
まあ、しかしね、、馬鹿正直に前の店が戻って来いって言ってなんて言わなくてもね・・・・
まあ、彼女が辞めると言っているのに辞めさせないなどということはできないからな。
ここは快く送り出してあげよう。
キーコピーをしたときにマスターキーからコピーすれば問題ないのだがコピーキーからコピーしたものは使用できないことがある。
例えが適当ではないが俺が考案した日本式マッサージも同じだよ。
そして翌月・・・・・思っていた通り、某フリーペーパーに掲載されていたメイマッサージの広告には「日本式マッサージ」
のメニューが追加されていましたとさ。
そして半年後にはメイマッサージの広告は無くなっていましたとさ・・・・・・・・・・・
勝手にフランチャイズや今回の件等々・・・なりふり構わずって感じだな。
しかも、結末が・・・・・・・
日本人なんだから、しっかりしろよ!・・・・・・と、当時はかな~り上から目線で思っていたよ。