蓋を開けるとワンチップラジオらしいことが解る。
でも文字盤の裏にも何かあるかもしれない。
バーアンテナはつくし並みの細さ(板状になっているので、実際にはつくしじゃないけど)。しかし長さは松下ポケットラジオよりはある。
"TECSUN R 9012 JAPAN"と書いてるのが読みとれる。
2007.8.19?ロットナンバーか?仕様番号なのか??
MWバンドはUS仕様の1705KHzで良いと思う(笑)。
文字盤までは剥がなかったけど、パッと見調整出来るのは黄色のIFTのみ。
SPは結構薄型だけど、再生音はまずまず。
噂通りMWの感度はそれほど良くない。聞きやすさとのかねあいもあるけど、音は高域が出ている。松下ポケットラジオよりは聞きやすいと感じた。だが、高音のノイズ(ホワイトノイズ風)も強いので、弱い局(CRT足利,宇都宮)は聞きづらい。これもトレードオフではあるけど、選択度は良くない。ナローなセラミックフィルターを付けたくなる。
外部にQマルチプライヤを電磁的に結合させると、ようやく松下BCLラジオのノーマル状態に近い受信性能を得る。それでも774KHzのNHK秋田第二放送はカスカスで、YBCが何とか聞こえる程度。
ただしQマルチプライヤによる感度上昇は松下のポケットラジオより顕著で、このラジオの感度不足はひとえにバーアンテナのせいではないかと思う。あと500円高くなっても良いから、黒くて太くて長い立派なモノが欲しいね。
受信帯域は540~1600KHzとスペックに書いてあるけど、SGのメモリで見る限り520~1650KHzあるようだ。少しいじれば1700KHzまで行きそうなんだけど、いじるところが多すぎても少なすぎてもどうして良いのか解らないね。
買ったその日にぶっ壊すとお母ちゃんに怒られるので、後の楽しみにしておこう。
ただしIFTはちょっといじってみた。耳Sなので、どこまで評価出来るのか解らないけど、MW帯とSWの低い方で放送やノイズが少ない場所を選んで、音声出力が最大になる場所を追求した所、少し出荷時と比べIFTコアの位置がずれた。これが正解かどうか解らないが、自己満足だ。
FMはさらにオマケ機能であって、部屋の中ではNack5とNHK浦和しかは入らなかった。
何かの拍子に他の局も若干入ったのだけど、Esだったのかもしれない(笑)。
それにしても、FMはいいとして、MWとSWのボディーエフェクトが大きい。人体だけでなく、近くに置いたはんだごてでも感度が変わる。所詮2K円の中華ラジオ。内部にシールド塗装してあるわけでモナし、まぁこんなもんなのだろう。
なんだかんだでナイターと高校野球だけになりそうなこれからの季節、短波帯が入るという事は一日中京劇風音楽を流す中華放送や、ハイバンドの英語放送、朝鮮中央放送のプロパガンダも余裕で聞く事が出来そうで嬉しい。そして最大のメリットは、場所を選ばずにそれが可能だという事だ。
ラジオ肉桂は75mバンドで良く入った。49mはちょっと弱く、31mはだめ(日が傾くとどのバンドも良好に入った。49mバンドでNHKもばっちり入っていた)。
このあとD層が消え失せてからどうなるか、楽しみである。
せっかくマルチバンドなので全てのバンドを流してみたけど、13mバンドまで一応放送が受信出来ました。ほとんど中華放送だったけどね。
ちなみに41mバンドでは7mのCW/SSBが良く入った。コンテストやってました。
あとは夜間に聞いてみてMWのDXをレビューしますか。
寝ながらPC板の片面から透視図描いてしまい、出来上がってきたPC板を見て愕然・・・。結局、ICをひっくり返して取り付けなければならないなんて良くあること。部品カタログも、腹出したり背中出したりマチマチなのもいけないのよねぇ。(^^;
ある意味チャイナ・クォリティー。hi
ICのマークが表面で、実装が裏面ってのが、ねぇ…(笑)