今のマンションに住み始めて早くも10年。上の娘が高校受験の頃に購入し、その子ももう就職して社会人となっている。年末ギリギリにバタバタとしながら引越をしたのは、ついこの間のように思えるが、本当に年月はあっという間に過ぎ去ってしまう。
戸数30戸前後の小規模マンションのため、理事の順番も頻繁に回ってくる。入居した翌々年には早々に理事を務めたが、早くも2回目の理事が回ってきた。その際は水道をタンク方式から直結方式に変更する工事に当たり、管理会社とのやりとりや総会での取りまとめにアタフタしながら何とか実施にこぎつけたが、今回は既存マンションでは最も支出の大きくなるイベント「大規模修繕」にあたってしまった。
一見丈夫な鉄筋コンクリートの建物であっても当然寿命はあり、長く快適に住み続けるためには定期的なメンテナンスが必要となる。水道管、排水管、防水設備、電気設備、塗装、階段、などなど、日光、風雨にさらされ、日常使用し続けることによって経年劣化が発生し、放置しておくと、見た目だけではなく、住み続ける上で様々な不具合が発生してしまうことになる。毎年、修繕計画に基づき小規模の修繕は実施するが、塗装などの外観や建物・設備の継ぎ目のコーキング、ベランダの防水、出窓、通気口メンテなど、足場が無いとできない作業を中心に大規模修繕は実施される。
元々の修繕計画では昨年実施される予定だったが、東京オリンピック開催の余波を受け、業者を確保することができず、今年度に実施されることになった。先日費用に関する説明を受けたが、当初予定より大幅に工事費用が高騰し、実施する予定だった工事などもいくつか先送りされることとなっている。東日本大震災以降の資材費の値上がり、人手不足による人件費高騰、法律による安全対策強化に対応するための、工期延長や保安要員の確保、古いマンションに発生するアスベストに対する対策など、様々な要因により、総工費は値上がりし、修繕積立金も決して余裕のある状況とは言えなくなってきている。
以前増え続ける空き家問題についてブログに書いたが、マンションについても同様な問題が発生してきている。マンションは複数の人間が共同して所有しているため、より問題が複雑化してしまう。建築当初の住民が高齢化し、空き家もしくは賃貸中心となり、理事会の実施メンバも少なくなり機能不全に陥っていくと、メンテナンスも不十分になり、管理費や修繕積立金の未収も発生しさらに住民が減少していくという負のスパイラルに陥ってしまう。
先日の新聞に掲載された記事によると、老朽化し、長らく住民不在となってしまったマンションが、そのままにしておくと非常に危険であることから、行政代執行により解体されることになったそうだ。多くの所有者と連絡を取ることができず、解体合意を取ることができないため、やむを得ず行政による解体となっている。戸建住宅に比べ、権利関係も複雑であり、解体費用も高額となるため、今後戸建の空き家以上に大きな問題となっていくだろう。
もちろん永遠に建物を維持していくことはできないが、少しでも長く、快適に住み続けるために、しっかりとした管理会社と手を結び適正なメンテナンスをし続けていくこと、また住民同士も積極的に交流し、自らの住まいを今後どうしていくべきなのか、しっかりと意見を述べ合い、対策をしていくことが重要だろう。先の記事で書かれていた「マンションの終活」という言葉が非常に印象に残っている。(いけ)
moniswitch
今お使いの離床センサーがそのまま使える!
離床センサーのスイッチ入れ忘れ事故を防止するスマートスイッチ
monipet
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病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
戸数30戸前後の小規模マンションのため、理事の順番も頻繁に回ってくる。入居した翌々年には早々に理事を務めたが、早くも2回目の理事が回ってきた。その際は水道をタンク方式から直結方式に変更する工事に当たり、管理会社とのやりとりや総会での取りまとめにアタフタしながら何とか実施にこぎつけたが、今回は既存マンションでは最も支出の大きくなるイベント「大規模修繕」にあたってしまった。
一見丈夫な鉄筋コンクリートの建物であっても当然寿命はあり、長く快適に住み続けるためには定期的なメンテナンスが必要となる。水道管、排水管、防水設備、電気設備、塗装、階段、などなど、日光、風雨にさらされ、日常使用し続けることによって経年劣化が発生し、放置しておくと、見た目だけではなく、住み続ける上で様々な不具合が発生してしまうことになる。毎年、修繕計画に基づき小規模の修繕は実施するが、塗装などの外観や建物・設備の継ぎ目のコーキング、ベランダの防水、出窓、通気口メンテなど、足場が無いとできない作業を中心に大規模修繕は実施される。
元々の修繕計画では昨年実施される予定だったが、東京オリンピック開催の余波を受け、業者を確保することができず、今年度に実施されることになった。先日費用に関する説明を受けたが、当初予定より大幅に工事費用が高騰し、実施する予定だった工事などもいくつか先送りされることとなっている。東日本大震災以降の資材費の値上がり、人手不足による人件費高騰、法律による安全対策強化に対応するための、工期延長や保安要員の確保、古いマンションに発生するアスベストに対する対策など、様々な要因により、総工費は値上がりし、修繕積立金も決して余裕のある状況とは言えなくなってきている。
以前増え続ける空き家問題についてブログに書いたが、マンションについても同様な問題が発生してきている。マンションは複数の人間が共同して所有しているため、より問題が複雑化してしまう。建築当初の住民が高齢化し、空き家もしくは賃貸中心となり、理事会の実施メンバも少なくなり機能不全に陥っていくと、メンテナンスも不十分になり、管理費や修繕積立金の未収も発生しさらに住民が減少していくという負のスパイラルに陥ってしまう。
先日の新聞に掲載された記事によると、老朽化し、長らく住民不在となってしまったマンションが、そのままにしておくと非常に危険であることから、行政代執行により解体されることになったそうだ。多くの所有者と連絡を取ることができず、解体合意を取ることができないため、やむを得ず行政による解体となっている。戸建住宅に比べ、権利関係も複雑であり、解体費用も高額となるため、今後戸建の空き家以上に大きな問題となっていくだろう。
もちろん永遠に建物を維持していくことはできないが、少しでも長く、快適に住み続けるために、しっかりとした管理会社と手を結び適正なメンテナンスをし続けていくこと、また住民同士も積極的に交流し、自らの住まいを今後どうしていくべきなのか、しっかりと意見を述べ合い、対策をしていくことが重要だろう。先の記事で書かれていた「マンションの終活」という言葉が非常に印象に残っている。(いけ)
moniswitch
今お使いの離床センサーがそのまま使える!
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