毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
巡りめぐって
金曜日のこと。
午前中に印刷屋の人が集金に来た。折り込みチラシの代金だが、請求書には120,437円と書いてあったので、12万円と千円札1枚を渡した。すると、領収書には120,000円と書いて、1,000円札を私に返してくれた。時々端数をまけてくれるが、不景気風の止まない昨今、よくぞまけてくれたものだと感心したが、私にとってはラッキー、「すみません」と言ってありがたく頂戴した。
その後妻のお供でスーパーに行ったところ、入口近くにある花屋さんの横を通った時、シンビジュウムの鉢植えが目に留まった。
「一鉢くらい違う色の花が咲いてもいいよな・・。さっきの印刷屋がまけてくれたお金で買えないかなあ」
いくらなんでも1,000円で買えるわけがないと思いながら、鉢につけられた値札を見てビックリ!なんと698円!!立派な花が付いているし、どうしてこれが?と不思議に思ったので、近くにいた店員さんに理由を尋ねてみた。
「ええ、もう花の盛りは過ぎちゃったものですから、お安くしています」
確かによく見れば、花が落ちた痕がいくつも残っていたが、まだまだ十分観賞に耐えられる。それに来年以降に自分で咲かせられるかどうかが試してみたいのだから、これで十分だ。いいものを見つけたと思って、さっそく印刷屋が返してくれた1,000円札で支払った。
家に戻って玄関先に置いて写真を撮ってみた。
茶色っぽい家のシンビジュウムと違って、黄色っぽい花弁が初々しい。花がすべて終わるまでは居間に置いておき、もう少し暖かくなったら、日当たりのいい屋外に出すことにした。
その日は伯母と昼食を食べに行く約束がしてあったので、またすぐに出かけた。何度か一緒に行ったことがあるお好み焼き屋から伯母の誕生日のお祝いの葉書がきて、お祝いの品がもらえるから一緒に行こうと誘われたのだった。2月生まれの伯母は、誕生日を迎えて84歳になった。かなりの皺くちゃ婆さんになってしまったが、動きはまだまだ機敏だし、何より好奇心旺盛で誰かに誘われればどこにでも出かけていく。家の中でじっとしているのが何より嫌いらしく、私がどこかに行こうと誘うと断られたことはほとんどない。
そんな伯母の誕生日祝いを兼ねた食事だから楽しくないわけがない。サービスの品もいくつか食べ終えて、さあ出ようと思った時に、伯母が「これで払ってきて」と妻に財布を渡した。
「誕生日の人に払ってもらうわけにはいかないよ」と私がお金を出そうとしたら、「たまにはいいの。誕生日を祝ってくれたお礼だよ」と言い張るので、仕方なくご馳走になることにした。
しかし、家に戻っても申し訳ない気持ちは拭えない。何か別にお祝いをしなくては、と考えていたところに目に入ったのが、シンビジュウム!!そうだ、これをお祝いに持っていこう。698円だけど、気は心だから・・。
「はい、これ、お祝い」と言いながら伯母の家に入って行ったら、「どうしたの?買ってきたの?」と驚くから、「違うよ」と言いながら事情を説明した。
「でも、きれいだね」
「そうでしょう」
「もらっちゃってもいいの?」
「どうぞ!」
考えてみれば面白い。印刷屋がきっちり全額受け取っていたら、シンビジュウムを買うお金はなくなっていた。シンビジュウムがあったからこそ、伯母にちょっとしたお祝いを渡すことができ、私の気持ちも丸く収まり、伯母にも喜んでもらえた・・。すべては印刷屋のおかげだ。
感謝しなくては!!
午前中に印刷屋の人が集金に来た。折り込みチラシの代金だが、請求書には120,437円と書いてあったので、12万円と千円札1枚を渡した。すると、領収書には120,000円と書いて、1,000円札を私に返してくれた。時々端数をまけてくれるが、不景気風の止まない昨今、よくぞまけてくれたものだと感心したが、私にとってはラッキー、「すみません」と言ってありがたく頂戴した。
その後妻のお供でスーパーに行ったところ、入口近くにある花屋さんの横を通った時、シンビジュウムの鉢植えが目に留まった。
「一鉢くらい違う色の花が咲いてもいいよな・・。さっきの印刷屋がまけてくれたお金で買えないかなあ」
いくらなんでも1,000円で買えるわけがないと思いながら、鉢につけられた値札を見てビックリ!なんと698円!!立派な花が付いているし、どうしてこれが?と不思議に思ったので、近くにいた店員さんに理由を尋ねてみた。
「ええ、もう花の盛りは過ぎちゃったものですから、お安くしています」
確かによく見れば、花が落ちた痕がいくつも残っていたが、まだまだ十分観賞に耐えられる。それに来年以降に自分で咲かせられるかどうかが試してみたいのだから、これで十分だ。いいものを見つけたと思って、さっそく印刷屋が返してくれた1,000円札で支払った。
家に戻って玄関先に置いて写真を撮ってみた。
茶色っぽい家のシンビジュウムと違って、黄色っぽい花弁が初々しい。花がすべて終わるまでは居間に置いておき、もう少し暖かくなったら、日当たりのいい屋外に出すことにした。
その日は伯母と昼食を食べに行く約束がしてあったので、またすぐに出かけた。何度か一緒に行ったことがあるお好み焼き屋から伯母の誕生日のお祝いの葉書がきて、お祝いの品がもらえるから一緒に行こうと誘われたのだった。2月生まれの伯母は、誕生日を迎えて84歳になった。かなりの皺くちゃ婆さんになってしまったが、動きはまだまだ機敏だし、何より好奇心旺盛で誰かに誘われればどこにでも出かけていく。家の中でじっとしているのが何より嫌いらしく、私がどこかに行こうと誘うと断られたことはほとんどない。
そんな伯母の誕生日祝いを兼ねた食事だから楽しくないわけがない。サービスの品もいくつか食べ終えて、さあ出ようと思った時に、伯母が「これで払ってきて」と妻に財布を渡した。
「誕生日の人に払ってもらうわけにはいかないよ」と私がお金を出そうとしたら、「たまにはいいの。誕生日を祝ってくれたお礼だよ」と言い張るので、仕方なくご馳走になることにした。
しかし、家に戻っても申し訳ない気持ちは拭えない。何か別にお祝いをしなくては、と考えていたところに目に入ったのが、シンビジュウム!!そうだ、これをお祝いに持っていこう。698円だけど、気は心だから・・。
「はい、これ、お祝い」と言いながら伯母の家に入って行ったら、「どうしたの?買ってきたの?」と驚くから、「違うよ」と言いながら事情を説明した。
「でも、きれいだね」
「そうでしょう」
「もらっちゃってもいいの?」
「どうぞ!」
考えてみれば面白い。印刷屋がきっちり全額受け取っていたら、シンビジュウムを買うお金はなくなっていた。シンビジュウムがあったからこそ、伯母にちょっとしたお祝いを渡すことができ、私の気持ちも丸く収まり、伯母にも喜んでもらえた・・。すべては印刷屋のおかげだ。
感謝しなくては!!
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