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棋聖戦(2)

 藤井聡太七段が、第91期棋聖戦2次予選で阿部隆八段を破り、決勝トーナメント進出まであと2勝となった。

 藤井七段は、「序盤は手厚い形になったが、少しゆっくり指しすぎて、仕掛けのタイミングを逃してしまった。あまり自信がなかったが、粘り強く指すことができた」と話したという。いつものように AbemaTV をチラチラ見ていた私には、徐々にリードを広げていき、一旦勝勢になるや一気に寄せきってしまうという勝ち方は、3日前の青嶋五段戦と同じで、まさに王者の勝ち方のようだった。順位戦でA級に所属したこともある阿部七段は「序盤、中盤と苦しかった」と完敗を認めたそうだが、一年半ほど前に対戦した時と比べて、藤井七段の成長を肌で感じた者の素直な実感のように思える。

これで王将リーグ残り2局までのウォーミングアップは完了した。14日の久保利明九段戦、19日の広瀬竜王戦としびれる対局に向けて、「残り2局、全力を尽くしたい」と藤井七段は意気込みを語ったそうだが、このところの圧倒的な勝ちっぷりをみていると、必ずや藤井七段が勝利を手にするものと私は確信している。

 藤井聡太七段、頑張れ!!!
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