2017年12月29日の深夜、NHKで ドキュメント72時間の「視聴者が選ぶ今年のベスト10」を放送していた。
注目したのは、第2位になった 「海が見える老人ホーム」だ。
神奈川県三浦市の油壺にある「エデンの園」で、海のそばに建つビル群を取材していた。
さながら高級マンション群だ。
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90歳以上の高齢者も生き生きと暮らす。
定期的に出るホームのバスで買い物に出かけるかたたちや、30年くらいそこに住む高齢者の方は、配偶者を亡くしてからも良き友人を得て楽しくお食事している。
病棟にいる入居者のお姉さんを見舞う同じく入居者の妹さんも映している。
ここは人気で、入居待ちの人が大勢いるのだという。
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インタビューに登場した男性の場合、一人暮らしをしていたが、自宅を処分して、3500万円の入居金を払って入居している。
話は別件だが、日本人は本当に長寿で寿命は伸び続けて、日本の今10歳の子どもは、107歳まで生きる確率が50%だという発表もある。
年金の支給開始はどんどん遅くなっていくのが想像できる。
高齢者がますます増えて、最期まで一人暮らしで不自由なければ問題はないが、この老人ホームのような立派な施設に晩年過ごせる人はどれほどいるのだろうか。
この老人ホームのような憧れる施設は今後どんどん増えていくのだろうか。
亡母が老人ホームを捜してほしいと言った時、不動産屋さんのように、老人ホームを仲介する業者があることを知り、希望を聞いて見学に連れて行ってくれることになり、弟と見学させてもらった。
同時に、老人ホームのことをいろいろ話を聞かせてもらった。
入居金や毎月の支払いが安い所は、前に独身寮だったところを買い取り改築して老人ホームに使用しているところもあり、施設にあまり投資していないので安くできるようだった。
でも、仲介業者の話では、「悪いうわさも聞かないが、いい話も特に聞かない」といったところだという。
少子化対策に政府はシフトしていっているが、高齢化が進んでいるのも間違いないので、長生きしてしまった大勢の、本当に大勢の高齢者の老後はいったいどうなっていくのだろう。
一人暮らしできる限り、今の住まいでずっといたいが、倒れて救急車も呼べない状況になったとき、誰にも気づかれずにそのままになったとき、たくさんの人に迷惑をかける。
といっても、共同生活が苦手な私は、晩年、いったいどうなっているのだろうか。