暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

どんどん捨てていく

2018-02-16 09:40:46 | 日記

最近、思い切って、いろいろ捨てている。

先日は、 カーペットで座って食事をしていた頃の座卓を、まだ十分使えるが電気代を食う加湿器を、2005年購入のノートパソコン(申し込み済み)を、廃棄した。

今日は缶の日だった。




先週、姉が泊まりに来てくれた。

中学1年のとき、実家が横浜市に引っ越して、自室をもらい、隣の駅のスーパーで姉とお揃いに、花柄の絵のブリキのゴミ箱を買った。

どこに引っ越しても、いつもそれを持って行った。

50年近く使ってきた。

錆びも出て、印刷の図柄の色も褪せ、いかにも古い。

泊まっている姉が、

「まだこのゴミ箱使っているの? きれいな部屋に(それほどきれいでもない、お世辞だ)、このゴミ箱合わないよ。汚い。捨てれば?」

と言っていた。


そうか、これを捨てるという発案が私にはなかった。

今日、缶、金属の回収日で、缶を捨てに行ったとき、はたと思いついた。

「捨てるか・・・」

部屋に戻って、そのゴミ箱を洗い、水を拭き取って、金属の回収箱に置いてきた。



過去の思い出したくない記憶が突然思い出されて押し寄せてくる症状が私にはある。

このゴミ箱も、きのうデータ消去したノートパソコンも、過去を振り返る行為はあえてしないで、処分するのだ。

実家の荷物の整理をしたとき、思い出もたくさん捨てる決断が必要だった。

それから、4年。

捨てることは自分自身を始末することなのだ。

身軽に小ぎれいに生きるのが必要だ。


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