暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

紙芝居屋さんのこと

2019-11-26 21:25:10 | 日記
6歳ころの記憶なのだが、いとこの家、つまり母の実家に行ったとき、いとこと公園に遊びに行った。

そこに、自転車に積んだ紙芝居屋さんの前に数人の子供たちがいた。




おじさんが集まった子からお金をもらって、お菓子を渡していた。

私も紙芝居屋さんの紙芝居を見てみたかった。

遠巻きに垣間見ようと思っていたのだが、おじさんは

「遠くに離れていなさい」

と言った。

私たちは、少し下がった。

おじさんは

「もっと遠くへ行きなさい」

と言った。

お金を払わないと紙芝居は見られないとは私は知らなかった。

なにしろ、自宅のほうに紙芝居屋さんは出没しないので、いとこの家の近くの公園で初めて紙芝居屋さんというものを知ったのだ。

お金は持たずに公園に来ていた。

持ってきていたら払える金額なのかどうか知らないが、お金を払わない子は、声も聞こえないくらい遠くに行かなきゃいけないらしい。

「ゲゲゲの女房」のNHKの再放送を観ていて、紙芝居屋は時代遅れになってなくなったという話が出ていたので、そのことを思い出したのだ。

ドラマでは貸本屋もなくなってきた、という話題が出てくるが、私は貸本屋は知っている歳なのだ。

分厚い単行本の漫画で、3日間くらい貸してくれて、50円くらいだった気がする。

もっと安かったかもしれないが、数回借りたが、毎月の小遣いから支払うには高い金額だった。

そこは行かなくなった。
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