夫が、慢性腎臓病と診断されたのは、2012年2月のことだった。
あれから、13年。
腎臓病食の調理実習に、二人で参加したのが2015年春で、それ以来10年間 食品成分表で計算した食事を続けている。
献立を立てて、計算して、食材を買い、調理して、ようやく食べられる。
それを、夫は、ほとんど こなしている。
私は Excel に入力して、印刷物を渡す。
指定された料理を作る日もあるし、「にんじんを短冊切りにして」と頼まれて、食材を調えることもある。
私が食べさせたい料理があるときは、この食事記録表を作成するところまでやって、夫に提案する。
それを夫が調整して、「作って」と夫から言われて、食材や、調味料の重量の計量から、料理になるまで、私が用意する日もある。多くはない。
ちなみに、上の日のスパゲティミートソースは私が作った。
腎臓病食用の専門の食材をネットに発注して、買うとかなりの金額になる。
本当に、10年間、夫は頑張ってきた。
加齢とともに、腎臓の指標になる数値は、悪くなるばかりで、透析にならないことを願っている。
2016年に、川越に1泊旅行しただけで、二人で旅行したのはそれが一番最近の旅行だった。
夫は退職したら、日本中を旅行することが夫の楽しみであったが、食事のことを考えると、旅行に行きたくないと言っている。
外食は、朝昼の食事を抜いて、14時過ぎに食べに行く。
それしか、方法がない。
「よく頑張っているね」
いつも感心している。
私が作る食事を少しずつ増やして、食事を楽しんでもらいたい。
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