2日前、確定申告の入力の時、前の資料を確認したくて、押入れの奥に手を伸ばしたり、フォルダボックスを引っ張り出したりして、押入れ付近の荷物をどけるなどのチカラ仕事をしていた。
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きのうになって、腰痛が出た。
でも、JAの記帳には行かなければならなくなり、予定通り自転車で出発した。
腰痛はひどくなるばかり、腰を曲げて窓口に行ったり、しんどかった。
帰宅してから、インナーマッスルの腰のストレッチを試みるが、もう痛くなってからは効き目が弱い。
夜、シャワーのあと、シップを貼って、寝た。
朝は、痛みが取れたようだったが、歩き出すと、前日よりひどくなっていた。
こんな日に限って、前の晩に吊るした洗濯物が乾いているので、畳み仕事があった。
おまけに、加湿器のお手入れのアラームが出ているので、加湿器の掃除やフィルターの押し洗いの仕事まであった。
かなり痛い。
夫が、コルセットしたら? というので、あ、その手があった、とコルセットを出してきて、朝の湿布を貼り、コルセットを巻いた。
あらら、いいじゃないですか、なんできのうからやらなかったのだろう、とボケを感じた。
まだ夜になっても痛いけれど、コルセットのおかげで、生活に支障がない。
やはり、腰痛は、出そうな気がしたときに、すぐストレッチをするに限る。
いまさらだが。
80代の未亡人の叔母Yが一人暮らしをしている。
再婚なので義理の息子は離れて家族と暮らしている。
年明けのある日、叔母Yはトイレで下血をして、たいへんな血の海になり、びっくりして 自分で救急車を呼んだという。
休日だったので、受け入れ先がなかなか見つからず、小さな老人病院に運ばれて、4日間入院したそうだ。
洗濯物も干しっぱなしで来てしまった。
トイレに行きたくて廊下を歩くと、倒れたりしたらいけないので看護師を呼ぶように言われて、おしめをして、排泄をおしめにしなければならなかった。
救われたのは、病院食が美味しかったのだそうだ。
退院してから病院の外来に行くにはいつもタクシーになる。
徒歩圏内は徒歩で行っているが、バスで行くような通院はいつもタクシーに乗ると往復5,000円ほどかかってしまう。
医療費の支払いは、後期高齢者で1割負担だが、交通費のタクシー代のほうがどんどん出ていくと言っていた。
叔母Yは埼玉に住んでいて、叔母Yのすぐ上の姉、叔母Aは栃木に住んでいる。
介護保険の認定をしてもらうときも、その叔母Aが世話してくれたそうだ。
叔母Yは、叔母Aに世話になるのが悪くて心苦しく思っているようだった。
普段の食事も、スーパーやコンビニでお弁当を買うことがあるようだが、美味しくないという。
冷凍食品もよく買うそうだ。
食事の用意も、だんだんできにくくなってきたのだと思う。
うちも子供がいないので、介護認定されていれば、ケアマネージャーにいろいろと相談するしかない。
身内に世話になるのは、たしかに、申し訳ない気持ちになると思う。
日本の制度が、家族で支えないといけないようにできているので、高齢者も安心して歳を取れない。
叔母Yを見ていると、今から将来のことが不安だ。
60代の未亡人がどのような暮らしをしていくのか、自分に置き換えて考えるととても心配だ。
YouTubeで、「60代」 「未亡人」 「遺族年金」 などと検索するとそれらに該当する遺族年金暮らしの女性の動画がいくつも出てくる。
暮らし向きはさまざまだ。
夫が個人事業主だったために、遺族年金は遺族厚生年金がなくて、自分の老齢基礎年金で生活していかなければならず、60代半ばでも、3つもパートを掛け持ちしている女性がいる。
また、オシャレなマンションに暮らし、素敵な料理をこしらえて、ひとりで食事を楽しんでいる裕福な遺族年金暮らしの女性がいたりする。
車まで持っている。
視聴者が多いので、どちらの人も、YouTubeからの収入があって、副収入になっている。
夫の死を乗り越えて、みな前向きに暮らしている。
私は一人になった時のことを考えると、恐ろしい。
食品と日用品の買い出し以外に、表に出ることもなく、だれと話すでもなく、料理と掃除だけして、テレビがいつも点いていて、新聞もとっていても読まない。
そんな不健康な生活をしていて、元気な高齢者でいられるわけがない。
病気になったらどうする?
倒れたらどうする?
子どももいないのに。
いや未亡人の人の中には、よく訪ねてくる娘夫婦にお小遣いをあげている女性もいる。
子どもや孫がいたら、出費は多いに違いない。
でも、張り合いはあるか、生活に潤いがあっていいかもしれない。
そうこうしているうちに、お昼ご飯の用意をする時刻になってきた。
コロナ禍で、みなひっそりと暮らしているのだろうと思うが、この状態はいったいいつまで続くのだろうか。